こんにちは、Heavy metal is very very healthyです。ナビタイムジャパンで『AiRCAM』のAI・画像処理周りの開発を担当しています。 『AiRCAM』はドライブレコーダーアプリ(以下ドラレコ)ですが、端末側でAI・画像処理を動かすエッジAIアプリでもあります。今回は、そのエッジAIならではの苦労であるパフォーマンス改善のお話をしようと思います。 ドラレコアプリの性能要件は非常に厳しい運転中のドライバーに対してリアルタイムによる警告を行う必要があるため、ドラレコアプリに求められる性能要件は一般的なアプリ(ゲームを除く)に比べ非常に高いです。fpsだと最低でも10fpsは必要です。つまり、1枚の画像を処理するのに与えられた時間は、わずか100msecです。 そういったごく限られた時間の中で、複数のAIモデルを動かしたり、画像処理を行って様々な機能を実現したりすると