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ブックマーク / note.com/planetary_gear (6)

  • 正解に三つの鐘が鳴る――プレイヤーを名探偵にするメカニクスについて|遊星歯車機関

    (文・千葉集) 謎は三つで、死は一つ。 プッチーニ『トゥーランドット』 若し探偵小説界に一人の芭蕉の出づるあらんか、あらゆる文學をしりへに、探偵小説が最高至上の王座につくこと、必ずしも不可能ではないからである。 江戸川乱歩「一人の芭蕉の問題」 解体には向かないジャンルSteamのライブラリからゲームを起動してわたしが操るのは、都市伝説解体センターの新人・福来あざみ。 この女、時はもうアンリアル・エンジンも第五世代という開化の時世であるが、粗めのドット絵で象られている。 彼女には捜査に行き詰まると脳内に住まわせているセンター長に泣きつく悪癖があり、今日もまたリモート勤務のセンター長を呼び出していた。 「なにか事件があったかい」 「まことに天下の大怪異で、SNSは大騒ぎ。わたしらも現場へとび、ジャスミンさんと証言集めをしとります」 いつもながらあざみの話は要領を得ないが、怪異とくれば例外だ。セ

    正解に三つの鐘が鳴る――プレイヤーを名探偵にするメカニクスについて|遊星歯車機関
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    repunit 2026/04/18
  • Don't Runback in Anger――なぜわれわれはソウルライクで理不尽な「やりなおし」を強いられるのか?|遊星歯車機関

    Don't Runback in Anger――なぜわれわれはソウルライクで理不尽な「やりなおし」を強いられるのか? 文・千葉集 You're taking the fun out of everything You're making me run, when I don't want to think Blur, ”There’s no other way” ■ホーネット、おまえ、死んでるところだぞ その苦行には名があります。 いやらしいトラップと厄介な雑魚が配された長く険しいマップをくぐりぬけ、ようやくたどりついたボス戦で死ぬ。そして、チェックポイントに戻され、またいやらしいトラップと厄介な雑魚が配された険しいマップをくぐりぬけて、再度のボス戦に。その果てしないループ。終わりのない地獄。 ランバック、あるいはデスラン。 それが呪いの名です。 フロム・ソフトウェアが呼び戻し、そして再度

    Don't Runback in Anger――なぜわれわれはソウルライクで理不尽な「やりなおし」を強いられるのか?|遊星歯車機関
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    repunit 2025/12/21
  • SFゲームの気恥ずかしさ、あるいはSFインディーゲームへの招待|遊星歯車機関

    文:千葉集 コンピュータゲームは生まれたときからSFを題材にしていた。それはその後も変わってはいない。だが、それは当にSFなのだろうか、という疑問はつきまとう。つまり、SFを題材としたときに、プレイヤーはSFを感じるのだろうか、という疑問だ。 「空想科学ゲームレビュー総まくり いったいコンピュータゲームは空想を科学していたんだろうか」『ログイン 1985年6月号』去る10月にSFコンベンション、〈京都SFフェスティバル〉の合宿企画にて、われわれ遊星歯車機関は「SFインディーゲーム談話室」のパネルを催しました。 最近良かったSFインディーゲーム作品を45ピックアップして60分の持ち時間でひたすら紹介していくという忙しないコマだったのですが、ご来場の皆様のおかげで終始和やかな雰囲気で進行し、大変よろしい雰囲気のひとときを過ごせました。京フェス実行委員会である京都大学SF・幻想文学研究会のみ

    SFゲームの気恥ずかしさ、あるいはSFインディーゲームへの招待|遊星歯車機関
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    repunit 2025/11/05
  • コラム:テトリスの進化論━━快適な乱数とは何か?|遊星歯車機関

    文・xcloche 棒が来ないので負けました。 テトリスでゲームオーバーになったときの言い訳ナンバーワン。棒がくればもっと続けられたのに。棒、ほしいときに来なさすぎじゃない? テトリスは1984年にソビエト連邦で生まれた、誰もが知る元祖落ちものパズルゲームである。「最も多くのプラットフォームに移植されたビデオゲーム」としてギネス記録にも登録されている。おおよそどんなゲーム機でもテトリスができる。古くてめちゃくちゃ移植されているだけあって、1984年から今にかけてテトリスは静かに進化してきた。あんなゲームの何が進化できるのか? そう、棒が来るようになったのだ。 対戦のテトリス、ぷよぷよテトリス、バイオセンサーを取り付けて心拍に応じて変なピースが落ちてくるテトリス……テトリスの派生メカニズムは数知れずあるが、今回はそこには寄り道しない。これから語るのは、おなじみのあのテトリスの「ピースが落ちる

    コラム:テトリスの進化論━━快適な乱数とは何か?|遊星歯車機関
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    repunit 2025/09/18
  • ビデオゲームはなにを試みてきたのか?|遊星歯車機関

    実験的な試みをしているゲームをガイド/批評する同人誌企画、「遊星歯車機関」を始動します。 以下に続く文章は、企画の手触りと目指すところを知っていただくための前書きです。 遊星 物語るゲームたち(仮)ゲームは、物語る方法を拡張してきたメディアです。テキスト・映像・音・操作が編み込まれたマルチメディア性、単線的なストーリーを拒む非線形性、規則に身を投じる遊戯性、確率と期待が交錯するギャンブル性——ここでは、テキストやカットシーンだけでなく、メカニクスそのものが語りを演出します。 『実験する小説たち 物語るとは別の仕方で』というがありました。読む順番が何通りもある文と註釈で多層的に進行する、ある奇妙な家について書かれた、文字の順番や配置がバラバラになっている……。同書は世界の実験文学を横断するガイドであると同時に、それらのしかけが何を可能にし、どんな読書体験を開くのかを問う批評でも

    ビデオゲームはなにを試みてきたのか?|遊星歯車機関
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    repunit 2025/09/16
  • ビデオゲームの異常な乱数、または私は如何にして心配するのを止めて歪んだダイスを愛するようになったか|遊星歯車機関

    文・murashit 新聞をにぎわせる恐怖が、確率を使って繰り返し語られる。その可能性があるのは、メルトダウン、癌、強盗、地震、核の冬、エイズ、地球温暖化、その他である。恐怖の対象は(たぶん)これらではなくて、実は確率そのものなのである。 イアン・ハッキング『偶然を飼いならす』わたしの目の前のディスプレイには、たしかに「90%」と表示されている。命中率だ、良さそうやね。じゃあ攻撃っと。……外れる。そういうこともある。運が悪かった。もういっぺん試してみよう。攻撃、と。……外れる。まあね、そういうこともある。えらく運が悪かっただけだ。もういっぺん試してみよう。攻撃……と。 外れる。なんやこのクソゲーは! もちろん冷静なあなたなら、1,000分の1程度のできごとなんてふつうに起こりうると知っているはずです。そういうこともある。だから「なんやこのクソゲーは!」と叫ぶわたしのことを、あざわらうのでし

    ビデオゲームの異常な乱数、または私は如何にして心配するのを止めて歪んだダイスを愛するようになったか|遊星歯車機関
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    repunit 2025/09/16
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