<前回記事:『史上最強の哲学入門』から「バキ消せ」と言われた話> 「『史上最強の哲学入門』から、バキの成分を消せ!」 営業部からそう言われて、泣く泣く修正作業をしていた──そのとき、担当編集からの電話が鳴った。 「すみませーん! めちゃくちゃ怒られましたぁ! バキを全面に出していきまーす(涙)!」 「えええええええ!? 一体、何があったんですか!?」 編集の話によると、その日、めったに顔を出さない社長が、ふらりと編集部に訪れたらしい。そして、次の会議まで空き時間があったようで、時間つぶしに何気なく手に取ったのが、私の原稿。 一読して、社長は思わず叫んだという。 「なんだ、これッ!? めちゃくちゃ面白いじゃないかッ!」 さらに、その場で話を聞いた社長は、「バキ要素を削除」という方針を知って、ブチギレた。 「なにやってんだッ! こんなの、バキを全面に出す一択だろうがッッ!!」 その一喝で、すべ

