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ブックマーク / note.com/yusuke_tsugawa (4)

  • ランド医療保険実験:医療保険の自己負担割合の影響を評価したランダム化比較試験|津川 友介

    ランダム化比較試験(RCT; Randomized controlled trial)と呼ばれる研究方法があります。RCTでは、研究対象者をランダムに治療群とコントロール群に割り付けることで、介入の影響(因果効果)を正確に評価する研究方法で、もっとも質の高い研究方法であるとされています。 医学の世界では広く行われているRCTですが、医療経済学の世界でも行われるようになってきています。先進国で行われた医療保険を対象としたRCTは、このランド医療保険実験(RAND Health Insurance Experiment)と、2008年にこの実験を元に行われたオレゴン医療保険実験(Oregon Health Insurance Experiment)の2つが有名です。 今回はランド医療保険実験に関してご説明したいと思います。 ランド医療保険実験とは? 医療経済学の世界ではじめて行われたRCTがラ

    ランド医療保険実験:医療保険の自己負担割合の影響を評価したランダム化比較試験|津川 友介
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    repunit 2026/02/13
  • 私が「高額療養費制度の自己負担額の上限の引き上げ」が失政であると考える3つの理由|津川 友介

    今日では高額療養費制度の自己負担額の上限の引き上げが行われようとしています。 高額療養費制度とは 高額療養費制度とは、国民が医療にかかって医療費の自己負担額が高額になった場合に、それ以上の金額(自己負担分)が保険でカバーされる制度です。 すべての国民が明日突然がんと診断されたり、交通事故にあって手術が必要になって高額の医療費請求を受け取る可能性があるので、この制度変更はすべての国民に関係のあるものです。そう考えたら無関心ではいられないはずです。 この制度は、医療費の自己負担額が高額になった人たちのためのものであり、つまり医療費が少ししかかからない人にはあまり関係のない制度です。一方で、手術や抗がん剤治療が必要など、かなり高額な医療費がかかる人にとってのセイフティネットのような制度です。 この負担上限額が、年収1650万円以上の家庭では、現行の約25万円/月から、約44万/月に引き上げられ

    私が「高額療養費制度の自己負担額の上限の引き上げ」が失政であると考える3つの理由|津川 友介
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    repunit 2025/11/02
  • 国民の健康を犠牲にすることなく、2.3~7.3兆円の医療費削減が実現可能な「5つの医療改革」|津川 友介

    では社会保障費の負担増が社会問題化しており、その中でも医療費の適正化をどのように達成するのかが議論されています。その中で、最近では、高額療養費制度の自己負担の上限の引き上げが案として浮上しており、社会的弱者である重病患者およびそのご家族に経済的負担を押し付ける改悪であるとして、国民から多くの非難の声が上がっています。 高額療養費の自己負担の上限の引き上げは悪手 私も以前の記事でお書きした通り、高額療養費の自己負担の上限の引き上げは悪手であり、やるべきではないと考えます。 そもそも健康保険というのは、①予測困難な健康上の問題で、②健康上の問題が起きたときに高額の医療費がかかる、という2つの条件を満たすリスクを減らすことが目的です。 この原則から考えると、高額療養費制度こそが日の健康保険の根幹であり、それを弱体化させることは、医療費が払えずに治療を諦める人や、医療費の支払いのために自己破

    国民の健康を犠牲にすることなく、2.3~7.3兆円の医療費削減が実現可能な「5つの医療改革」|津川 友介
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    repunit 2025/02/17
    一律3割負担の時点で高額療養費の自己負担引き上げと同じ思考では?副作用の危険性があるので薬剤師がいないと買えない第一種医薬品もあるのにOTCは効かないか軽症用というのも理解できない。所得と資産に応じた負担
  • 日本の医療の特徴は「低いPと高いQ」|津川 友介

    で医師をしていた私が、医療政策学と医療経済学を学ぶために渡米したのは2010年のことです。 当時、私は増え続ける社会保障費と、救急外来を訪れる数多くの患者さんを見ていて、日の医療はサステナブルではないと感じ、日の医療が直面する問題を解決する糸口を見つけるために渡米しました。 医療経済学を大学院などで習うと、一番はじめにならう数式が下記になります。 総医療費=P(単価)×Q(医療サービスの提供量) 難しい話ではありません。「医療費の総額は、単価と量のかけ算で決まります」ということです。この原則が分かると、医療費の問題を考えるときに、まず最初にPとQのどちらの問題なのか、という考え方のフレームワークを手に入れることができます。 さて、日の医療の特徴はどうなのでしょうか?以前の記事でご説明した通り、日は昔は「医療費の安くて、医療の質の高い国」と理解されていましたが、近年では、日の医

    日本の医療の特徴は「低いPと高いQ」|津川 友介
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