ESGブランド調査2024取材班 約2万人にESGの視点から企業のブランドイメージを聞く「ESGブランド調査」。5回目となる今回は、トップ10に異変が起こった。これまで4年連続で1位だったトヨタ自動車が6位に転落した。新たなトップは30年以上にわたり環境への取り組みを続けてきたイオンだ。 まず上位10に入った企業ブランドから見ていこう。今回、初めて総合1位を獲得したイオンは、前回の7位から順位を大幅に上げた。調査対象企業の中での偏差値であるESGブランド指数も、72.5から86.5へと大きく伸びた。環境で1位だったのをはじめ、社会で8位、ガバナンスで7位、インテグリティで6位となり、全部門でトップ10入りした。 個別の項目では、「リサイクル、廃棄物削減に力を入れている」「プラスチックの使用削減など資源の有効利用に努めている」「省エネの推進、再生可能エネルギーの利用に積極的」「自然保護、生物