使い終わった商品などを捨てずに循環利用する動きが広がっている。企業はリサイクルを義務付ける規制強化を受け、生き残りをかけて競い始めた。 アシックスは2024年11月、リサイクル材を使ったスニーカーの新商品「NEOCURVE(ネオカーブ)」を欧州限定で発売した。同社の売れ残った在庫品やサンプル品などを回収し、スニーカーのアッパーや靴底、ミッドソール、中敷きなどの原料にリサイクルしている。使用比率はシューズ全体の約15%である。 売れ残りの廃棄禁止に一手 背景には、欧州連合(EU)のエコデザイン規則がある。売れ残った衣料品や靴などの廃棄を禁止しており、大企業は26年7月から適用される。アシックスにとって欧州は売上高の約3割を占める最大市場となっており、対応は避けられない。 ただし、リサイクル商品は規制対応の一環としてだけでなく、成長に向けた新規事業に位置付ける。23年に新設したサーキュラーエコ
