メディアに多数出演、 Twitterでの独自のキャラクターにファンも多い ロシア軍事研究家の小泉悠さんに、糸井重里が ウクライナ戦争の話をうかがいました。 なかなか語るのが難しい話題ですが、 軍事オタク出身で、ちょっとしたユーモアや キャッチーな話題などもはさみつつ、 やわらかく語ってくださる小泉さんのお話は、 身構えず、落ち着いて聞くことができます。 日本で暮らす私たちはこの戦争について、 どんな軸を持てばいいのだろう? 「知っておいたほうがいい部分」や 「考えておくべき部分」は、どこだろう? 戦争や軍事との向き合い方を考えるための なにかヒントになれば、と思います。 *2023年5月「生活のたのしみ展」でおこなわれた 「ほぼ日の學校 特別授業」を記事にしたものです。 >小泉悠さんプロフィール 1982年千葉県生まれ。 民間企業、外務省専門分析員などを経て、 2009年、未来工学研究所に
25年くらい。 それで、昔よく遊んでた友達がある日 ジャージはいてたんで、 その瞬間、絶交しました。
増田 いま、代官山プロジェクトというのを すすめているんです、ぼくら。 糸井 ええ、聞いてます。 なんか、でっかいTSUTAYAをつくるとか。 増田 そうなんです。 まずは「それって何?」という説明から 始めさせていただいても‥‥いいですか? 糸井 はい、お願いします。 増田 代官山、旧山手通り沿いの4000坪の土地に 本、映画、音楽をたくさん集めて 大人のための「文化の森」をつくるんです。 カフェや、いろんなショップをならべつつ。 糸井 あの、ひまわり畑だったところに。 増田 具体的に言うと、たとえば「図書館」ね。 そこでは、平凡出版の‥‥ いまはマガジンハウスと言いますけれども、 大橋歩さんが表紙画を描いていた 『平凡パンチ』を、 創刊号から、ぜんぶ読めるようにする。 糸井 ほー‥‥。 増田 あるいは、 これまでパッケージ化されてこなかった 何千・何万という映画を TSUTAYAのプラ
2020年2月、写真家の幡野広志さんの cakesでの悩み相談の連載をまとめた本 『なんで僕に聞くんだろう。』が 発売になりました。 渋谷パルコ8階の『ほぼ日曜日』では、 刊行を記念して、幡野さんの写真展を開催。 会場でおこなわれた3つのトークが とても面白かったので、記事としてお届けします。 第2弾は「ヤンデル先生」の愛称でも知られる 病理専門医の市原真さんとの対談です。 この日はヤンデル先生が、幡野さんの創作の背景を じっくり聞いていく時間になりました。 ツイッターやイベントでも親交のあるおふたり。 真剣な話のなかにも、大いに笑いが混じります。 全9回、どうぞおたのしみください。 >幡野広志さんプロフィール 写真家。 1983年、東京生まれ。 2004年、日本写真芸術専門学校中退。 2010年から広告写真家・高崎勉氏に師事、 「海上遺跡」で「Nikon Juna21」受賞。 2011年
<忌野清志郎は好きなんだけど> 忌野清志郎は好きなんだけど、 どうも、彼が考えている「ロック」 についての理屈はわからない。 今回は、ぼくとちがう意見の人も 多いかもしれないけれど、 ぼくは、ぼくの考えを書きたいと思う。 「君が代」をパンク風にアレンジした曲が、 レコード会社の都合で発売を見合わせたというニュースを 新聞で知ったときも、なんだか、 またつまらないことを言いそうだなぁと、 ちょっと心配だった。 あんのじょう、ステージで、キヨシローくんが 「ロックがわからないレコード会社」のことを 声高に批判しているという追加ニュースがあった。 「国歌」を崩したアレンジでがなりたてて歌う という表現は、 セックスピストルズが 『ゴッド セイブ ザ クイーン』でやったこともあるし、 もっと昔にジミ・ヘンドリクスが、ウッドストックで 『星条旗よ永遠なれ』をギターでがちゃがちゃにして 演奏したことも
──「これとこれは同じでしょ」と考えることは、 癖のようになっています。 もしかしたらそれが 悶々とする元凶なのかもしれません。 池谷悶々とするのは人間に共通する性質です。 養老ぼくも若いときから悶々と気になっていた 問題がありますよ。 それは自己言及です。 池谷ほんとうにそうですね。悶々とします。 ──自己言及? 養老自分のことについてなにか言うと、 論理的には解けない問題が発生しちゃうということ。 池谷そうなんです。 養老河合隼雄さんが 「私は嘘しか申しません」って言ってましたよ。 わかります? 「私は嘘しか申しません」って、 嘘ですか、 ほんとうですか? ──それは‥‥えーっと、 ああ、わからないですね(笑)。 養老「私は嘘しか申しません」 この言葉が嘘だとしたら、ほんとうのことを言ってる。 ほんとうだとしたら、嘘を言ってる。 池谷否定的自己言及は矛盾を必ずはらみます。 これは数学的
糸井 今日は来てくださってありがとうございます。 土井 どうもはじめまして。 よろしくおねがいします。 糸井 今日は、お正月の企画で。 土井 はい、お正月。 糸井 お正月というと、毎年ぼくは自分で 黒豆を煮るんですが、それがお父さんの 土井勝さんのレシピなんですね。 あの作り方を知るまで5、6年かな。 ずっと大変な思いをして煮ていたんです。 土井 うまくやらないと、はんぶん煮くずれたり、 皮がむけたりするんですよね。 糸井 そうなんです。 すごく注意深く煮ていても、 毎回うまくいくとは限らなくて。 また黒豆というと、詳しい人から 「豆を壁にぶつけて、壁からゆっくりと 落ちてくるくらいの仕上がりがいい」 みたいな話も聞いたことがあって、 「そうかもしれないけど‥‥ほんとかなぁ?」 なんて思ったりしていました。 だけど年に一度のおまつりごとでもあるし、 なんだか意地のように煮ていたんですね。
研究レポート64 方向オンチの科学。 ほぼにちわ、カソウケンの研究員Aです。 前回、空間能力の男女差の科学のおはなしをしました。 そこで募集した方向オンチエピソードに対して いろいろとご意見を頂戴しました。 まことにまことにありがとうございます!! 自他共に認める方向オンチである研究員A。 みなさまのご意見のおかげで、 「そう気にするレベルでもないかも」と 勇気づけられました。 心からお礼申し上げます。 ‥‥って、そのためのご意見募集じゃなくって!! 頂いたご意見はひとつひとつ カソウケンの方向オンチの研究に たいへん有用な情報でありました。 ありがとうございました~! 前回の「空間能力の男女差の科学」のとき 「どのようにしてこの男女差が生まれたか?」 を説明する、こんなひとつの仮説があることを ご紹介しました。 「狩猟を担当する男性は、あらゆる角度や視点から 風景を認識する必要があった。
画像です。 目に映ってくる。 今年、役員全員でチームになって 三年間プランを立てたわけですが、 そのプランの大元になるものを 私がどう生み出したのかというと……。 やっぱり、夜中にベランダで タバコを吸いながらじーっと考えていると、 絵が見えてくるんです。 縦軸にこういうふうな絵を描いて、 横軸にこういう絵を描いたら、 問題に対してみんなと 共通の理解をできるなぁと…… それで鉛筆で描いてみる。 ひとつ描くと 次の絵が見えてくるというふうに、 描いていく。 それぞれの絵は バラバラに見えてきますが、 それをぜんぶスケッチして並べると、 つながりが見えてくるんです。 絵に描いてみんなに話をすると、 みんなのフィードバックが出てきて、 最初のスケッチが もうすこし精密な絵になってきて、 ぼんやり見えていた図の詳細の 「ここは少し長い」 「ここは少し短い」 「じゃあ、データで分析してみよう」 そ
震災から5年が経とうとするある日、 1通のメールが届きました。 ちいさな縁はつながって、 福島第一原子力発電所のなかを 視察できることになりました。 約3時間の視察。 そこで、見たこと、感じたこと。 すこし長いレポートになりました。 担当は、ほぼ日の永田です。 福島第一原子力発電所がどういう存在であるかは 見る人の立場や考え方によって、 さまざまに変わってくるのだと思う。 事故のあった原子炉として語られることもあるし、 ある思想の象徴としてとらえる人もいる。 そこに好きとか嫌いとかの感情や、 是か非かみたいな主張が交ざると、 さらに複雑な見え方をすることになる。 福島第一原子力発電所は、いわば多面的な存在で、 だからこそ、それについてなにか書くときは、 なんとなく前置きや注釈を添えなければならず、 そこが、すこし、ややこしい。 昨年の11月、糸井重里と、 原子物理学者の早野龍五さんとともに
買え買え詐欺、送りつけ商法、サクラサイト‥‥ ニュースなどで耳にした言葉だと思います。 詐欺的商法。 その被害総額は、過去最高に達する見込みなのだとか。 あなたはダマされないと思っていても、 あなたのご両親は、おばあちゃんはどうでしょう‥‥。 「ほぼ日」乗組員にも、 遠い場所に高齢の家族を持つ者がいます。 たいせつな人を守るために、 「イマ」の「サギ」を知っておきましょう。 深刻なテーマですが、 なるべくやわらかくお伝えしたいと思います。 「国民生活センター」と、 糸井重里が縁あって知り合った 小豆島の消費生活センター相談員、 平林有里子さんのお話をうかがっていきます。 糸井 親子だとか、家族のあいだでは、 詐欺的商法の話をするのが‥‥むずかしい。 yuriさん そのご家族によるとは思います。 「こういう詐欺が多いから気をつけて」 というお子さんからの忠告を 素直に受けとめる親御さんも、
未来の「はたらきかた」はいったい どうなっていくんだろう? いろんな生きかたをしている先輩に聞いてみよう。 そんなテーマで行ったイベント 「活きる場所のつくりかた」には、 7組の方々が登壇しました。 そのおはなしの内容を、 読みもののコンテンツにしてお届けいたします。 今日は早野龍五さんの講演をお伝えします。 (早野さんのおはなしは全4回です) これは増刷に増刷を重ねて、 もうじき10刷になるそうです。 (※2015年6月現在、 11刷、10万2千部を達成しています) 先ほど、ぼくの紹介のなかで、 「震災直後から福島の現状について ツイッターを通じて発信してきた」とありましたが、 去年、アメリカの有名な科学雑誌の『サイエンス』が、 「twitterやってる世界の科学者トップ100」 というのをウェブで発表しました。 単にフォロワー数で順位を決めているんですが、 ぼくは世界で22番目でした。
いま世界中、あるいは日常で、 さまざまな「対立」が見受けられます。 そこには非常に危機的な「対立」もあれば、 関係がいい方向に向かうための「対立」も 両方あると思うんですが、 「対立」についてぼくは、 さきほどダイアモンドさんがおっしゃったような 正しい「比較」の視点を持てていなかったり、 自分を冷静に捉えられていないときに起こるのでは? と、思うんです。 そのあたりの「対立」ということについては、 どう、思われますでしょうか。 それについては、2つの答えを思いつきました。 短い答えと長めの答えがあります。 まず、短いほうですけれども、 先週イギリスに行ったときに聞いた話で、 作家のジョージ・バーナード・ショーの 言葉なのだそうです。 「知的な人は常に 何が正解かはわからない、と考える。 何かに強い確信を持つのは いつも知的でない人のほうだ」 これが、ひとつめの回答です。
その『信頼の構造』という本は その次の『安心社会から信頼社会へ』ともども、 「ほぼ日」というちっちゃな船に乗り込んで 大海へ漕ぎだそうとしていたときに 読んだんですけど‥‥もうびっくりしまして。
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