わざわざゾンビを殺す人間なんていない。 作者: 小林泰三,YKBX出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2017/06/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る「全人類の長期記憶が一斉に不可能になったら」という展開を大真面目に描く『失われた過去と未来の犯罪』。複数世界にまたがって展開するミステリ『クララ殺し』など、「よくそんな設定思いついたな」や「設定を思いついたとしてもよく書こうと思ったな/よく書ききったな」とただ驚愕してしまう作品を昔から連発している小林泰三さんの最新刊は、死んだ哺乳類(人間含む)がゾンビになる世界、ゾンビが当たり前になった世界で起こった密室殺人事件を描くゾンビ・ミステリーだ。 世界観を紹介 ゾンビと一言でいってもいろいろなバリエーションがあるので、世界観含め軽く紹介していこう。まず本書のゾンビは、死者が生き返るタイプのもので、噛みつかれた上で"死
![ゾンビが跳梁跋扈する世界で発生する密室殺人──『わざわざゾンビを殺す人間なんていない。』 - 基本読書](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/27b83c4359d75f0abeda131564cb763aa40d0bfb/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51VIxwUVRKL.jpg)