2010年夏にペルーのアマゾン地域で網にかかった新種のナマズ。鎧のような固い鱗に包まれ、木を食べる。スプーン状の歯と吸引力のある唇は木の表面を削りとって食べるのに適している。 新種のナマズは、アマゾン川流域で他のナマズ類との餌の争奪が激しかったために、木を食べるという珍しい生態を進化の過程で身に付けたものと考えられる。「このナマズが棲むアマゾン盆地には岩が少ない。あるのは泥と水で、川底にはいつも木が沈んでいる。ナマズはいつでも木の表面から食べ物を得ることができる」と、カリフォルニア大学アーバイン校の生物学者ドノバン・ジャーマン氏は語る。 Photograph courtesy Paulo Petry 2010年夏にペルーのアマゾン地域で網にかかった新種のナマズ。鎧のような固い鱗に包まれ、木を食べる。スプーン状の歯と吸引力のある唇は木の表面を削りとって食べるのに適している。 新種のナマズは、