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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (20)

  • 古代エジプト絵画、独自の様式を生んだのは無名の画家たちだった

    古代エジプト時代の墓に描かれるのは、高貴な生まれの人ばかりではなかった。デイル・エル・メディナにある、ラムセス2世の時代(紀元前1279年~1213年頃)の彫刻家の墓には、棺に装飾を施す画家が描かれている。(UIG/ALBUM) 西洋の画家たちは、自らの名前が永久に残るよう「個性」を作品に刻みつけてきた。古代エジプトの画家たちはその真逆だ。彼らは世界的に知られる芸術作品を、紀元前3000年ごろに確立された様式を継承しながら、匿名のまま作り続けた。 古代エジプト文化の発祥から、王家の谷にある巨大な王墓の装飾に至るまで、エジプトの絵画は大衆を喜ばせるためではなく、より超越的な目的をもって描かれていた。 死者の活力である「カー」を、来世でも継続させるためには栄養が必要だった。その栄養を供給するために、エジプト人は絵画の魔力(ヘカ)に頼ろうと考えた。ある物体を描けば、それを現実のものにできると彼ら

    古代エジプト絵画、独自の様式を生んだのは無名の画家たちだった
  • ゾウの足跡がカエルを育てる、研究

    少なくとも20種の生き物がカンムリキツツキの巣をねぐらにしている。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 自然界に無駄なものはない。足跡でさえ、誰かの役に立つ。 2019年5月に学術誌「Mammalia」に発表された論文によれば、ミャンマーでは乾期の間、アジアゾウの足跡がカエルの卵とオタマジャクシを育てる場所になるという。 論文の共著者で米カリフォルニア州ラバーン大学の生物学者デイビッド・ビックフォード氏はメール取材に応じ、「水の量が缶ジュース程度」の足跡もあったが、複数の足跡が集まった場所もあったと説明。「メスガエルは思わず卵を産みつけたくなったのでしょう」と述べる。 ビックフォード氏によれば、ゾウの足跡は子育ての場所だけでなく、おとなのカエルたちの避難所にもなる。それが、あちこちに散らばったカエルの生息地を結びつけ、

    ゾウの足跡がカエルを育てる、研究
    reqanui
    reqanui 2020/11/29
    “ プラニガーレやバンディクートといった小型の有袋類が入居することもある。これらすべての種が食虫動物であり、家を提供してくれた恩人を食べてしまう。”
  • “去勢”されたクモは戦闘に強い

    オスグモの電子顕微鏡画像。下アゴの両側に付いていた生殖器が失われている。 Photograph courtesy Matjaz Kuntner 去勢されたクモはもう愛し合うことはできない。しかし、戦闘では有利だという。 クモの多くの種では、オスは口元にある1対の付属器「触肢」を使って交尾する。ところが多くの場合、行為の最中に片方または両方の触肢が切り離される。生殖能力を失うことになるため、進化的には望ましくないように思える。 しかし、切断されたオスの生殖器はメスの体内に残り、ほかのオスの交尾を防ぐという説もある。 オスが“去勢”される理由を知るため、交尾の様子を詳しく観察する研究が行われた。被験者に選ばれたのは、東南アジアに生息するコガネグモの一種マラバルジョロウグモモドキ(学名:Nephilengys malabarensis)。 その結果、切断された生殖器は75%の確率で、メスの体内に

    “去勢”されたクモは戦闘に強い
    reqanui
    reqanui 2020/08/25
    『オスは繁殖手段のすべを失うと強力な戦士に変身して、自らの“投資”を守ろうとすると考えられている。 』パク人のプロテクターみたいだ
  • 【動画】母親を食べて育つクモ、養母も食べていた

    ムレイワガネグモの1種Stegodyphus dumicolaのメスは、子グモに自分の体をべさせることで知られる。(解説は英語です) 母の愛は海よりも深い。 大家族で暮らすあるクモは、母親が自分の体を子どもにべさせることで知られているが、このほど、独身のメスたちも同じ行動をとることが研究により明らかになった。(参考記事:「【動画】子を襲われた母ネズミがヘビを猛攻撃」) そのクモは、南アフリカ共和国に生息するムレイワガネグモの1種Stegodyphus dumicola。大家族を形成し、巣を共有するだけでなく育児も共同で行う。 メスはオスに比べて成熟が遅いため、繁殖可能な状態のメスは全体の約40%だけで、それ以外の独身のメスは姉妹の子の世話をすることになる。その献身ぶりは、私たちの想像をはるかに超えている。(参考記事:「【動画】子グマ2頭を乗せて泳ぐ母グマ、貴重映像」)

    【動画】母親を食べて育つクモ、養母も食べていた
  • 「数を数える能力」実は多くの動物に、研究成果

    ミツバチは、自分の巣から現在位置まで目印を何個通過したかを覚えている。(PHOTOGRAPH BY JOE PETERSBURGER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 自分がリスになったと想像してみよう。そのリスが洞窟を見つけた。中は広々として快適そうだ。だが、2頭の大きなクマが先に入っていくのが見えた。数分後、1頭が出てきた。洞窟は今、自分にとって安全だろうか。これは、多くの動物が日々直面する計算問題だ。 敵を避ける時だけではない。恋人探しや餌探し、移動する時まで、数を理解する能力は様々な問題解決に役立つ。 ドイツ、テュービンゲン大学の神経生物学者アンドレアス・ニーダー氏は、動物の「数える」能力を研究したあらゆる過去の論文を集めて分析した結果、ハチ、鳥、オオカミなど多くの動物たちが、数を理解して、それを基に行動していることを明らかにした。これは、動物なりの数を数える行

    「数を数える能力」実は多くの動物に、研究成果
    reqanui
    reqanui 2020/04/28
    この話題だと『数覚とは何か? 心が数を創り、操る仕組み』って本が10年くらい前に出てた
  • 新種のナマズ:開いた口

    2010年夏にペルーのアマゾン地域で網にかかった新種のナマズ。鎧のような固い鱗に包まれ、木をべる。スプーン状の歯と吸引力のある唇は木の表面を削りとってべるのに適している。 新種のナマズは、アマゾン川流域で他のナマズ類との餌の争奪が激しかったために、木をべるという珍しい生態を進化の過程で身に付けたものと考えられる。「このナマズが棲むアマゾン盆地には岩が少ない。あるのは泥と水で、川底にはいつも木が沈んでいる。ナマズはいつでも木の表面からべ物を得ることができる」と、カリフォルニア大学アーバイン校の生物学者ドノバン・ジャーマン氏は語る。 Photograph courtesy Paulo Petry 2010年夏にペルーのアマゾン地域で網にかかった新種のナマズ。鎧のような固い鱗に包まれ、木をべる。スプーン状の歯と吸引力のある唇は木の表面を削りとってべるのに適している。 新種のナマズは、

    新種のナマズ:開いた口
  • 27年一度も人と接触せず、ある森の「隠者」の真相 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    米メイン州オーガスタのケネベック郡上位裁判所に連行されるクリストファー・ナイト。彼は森の中にひとりで暮らし、所有者が不在の別荘で盗みを繰り返していた。(PHOTOGRAPH BY ANDY MOLLOY, KENNEBEC JOURNAL, AP) 1986年、20歳のクリストファー・ナイトは、米マサチューセッツ州の自宅から車でメイン州へ向かい、そのまま森の中へと姿を消した。彼は深い森の奥にテントを張って暮らし、近隣の別荘から盗んだものをべて生き延びた。30年近く、他人と会話をすることはなかったが、最後は障害者用のサマーキャンプ場に盗みに入ったところを逮捕された。 人は何をきっかけに世捨て人となるのだろうか。ナイトはただ単に、孤独を好む反社会的な人間だったのだろうか。それとも彼の行動のどこかに、我々が学ぶべき教訓があるのだろうか。「ナショナル ジオグラフィック」誌にも寄稿しているジャーナ

    27年一度も人と接触せず、ある森の「隠者」の真相 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    reqanui
    reqanui 2020/04/22
    “ナイトはおそらく単純に、しかも心の底から、他人と一緒にいることが嫌で、森の中なら充足感を得られると考えたのでしょう。”
  • 森の部族に身を捧げた男、二度と帰ってこなかった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ブルーノは1954年生まれで、戦後の豊かな時代に典型的なベビーブーマーとして育ちました。スイスでは成人男性はみな兵役に就くのですが、ブルーノはこれを拒否したことにより裁判で実刑判決を受け、4カ月間投獄されました。刑期を終えた彼はアルプス高地に向かい、牛を育ててチーズを作る仕事をした後、羊飼いになります。それはまるで修行のような生活です。スイスの山の上で、自然の壮大さと厳しさ、そして孤独に彩られた日々を送るのです。 すべてを自給自足したい しかしブルーノはこれに満足しませんでした。彼は商業文化との関わりを完全に絶ち、金銭を使わずにすべてを自給自足したいと考えたのです。彼はタイへ飛び、半年間東南アジアを放浪した後、ボルネオ島のムル洞窟に向かう英国の探検隊にこっそり忍び込みます。そこから彼はプナン族を探して、未開の奥地を目指すのです。(参考記事:「27年一度も人と接触せず、ある森の「隠者」の真相

    森の部族に身を捧げた男、二度と帰ってこなかった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 従順か攻撃的かの遺伝子特定か、ペットのキツネで

    ロシアでは、1959年から友好的および攻撃的なキツネを作る交配が行われてきた。今回、これらのキツネのゲノムが解読されたことから、彼らの従順な行動や独特の身体的特徴を生み出す遺伝子の詳細な研究が可能になった。(PHOTOGRAPH BY DARYA SHEPELEVA) 野生動物の家畜化について研究するため、60年近くにわたり、ロシアの科学者たちは従順なキツネと攻撃的なキツネを作る交配実験を行ってきた。これらふたつの集団のゲノムに注目した新たな研究によると、交配はキツネのDNAに驚くべき変化をもたらしていたという。動物の家畜化だけでなく、人間の社会的行動の理解においても重要なこの成果は、8月6日付けの学術誌「Nature Ecology and Evolution」に発表された。(参考記事:「野生動物 ペットへの道」) 1959年、ドミトリー・ベリャーエフという名の生物学者とその同僚たちが、

    従順か攻撃的かの遺伝子特定か、ペットのキツネで
  • 馬の家畜化と搾乳は5500年前から

    カザフスタン北部の伝統ある村で、雌馬の搾乳が行われている。 2009年3月に発表された研究によると、ウマの家畜化と搾乳を最初に始めたのは、いまはカザフスタンの国土となっている広大な草原に暮らしていた人々だという。 Photograph courtesy of Alan K. Outram 乗馬とウマの搾乳の先駆者は、いまはカザフスタンの国土となっている広大な草原に暮らしていた人々だった。少なくとも5500年前、この地域の人々がウマを家畜として飼い慣らしていたという新しい証拠が見つかった。「ウマを用としただけでなく、その乳も利用していた。この地域では、非常に早い段階から乗馬と搾乳の両方が行われていた」と、今回の研究を指揮したイギリス、エクセター大学の考古学者アラン・ウートラム氏は話す。この発見により、ウマの家畜化の開始時期は1000年早まることになる。 ウマがいつ頃から家畜化されていたかに

    馬の家畜化と搾乳は5500年前から
    reqanui
    reqanui 2020/04/18
    意外と最近なんですね[動物][馬][家畜]
  • 動物たちの奇妙な手:ツメバケイ

    ツメバケイのヒナは、翼に鉤ツメがあり、枝をよじ登るのに役立つ。 M. Williams Woodbridge, National Geographic 南米アマゾンに住むツメバケイの手指、もしくは鉤ツメは、曲がりくねって奇妙だがとても役に立つ場所に生えている。和名「爪羽鶏」もそこに由来する。 ツメバケイのヒナは、翼に鉤ツメを持つことが知られる唯一の鳥だ。大人になるとツメはなくなってしまう。 この奇妙な場所に生えた鉤ツメは、枝をよじ登って樹上を歩き回るため、また川に落ちた時に止まり木に戻るため、どちらにも役に立つものだ。 M. Williams Woodbridge, National Geographic

    動物たちの奇妙な手:ツメバケイ
  • 犬は人が見ると「悲しげな子犬の顔」をすると判明

    人間が見ているときとそうでないときで、イヌが表情を変えることが明らかになった。 たとえば、イヌが眉の内側を上げて、目を大きく開き、子イヌのように見せる「悲しげな子犬の顔」をするのは、人間の目を覗き込むときだ。 イヌの表情はこれまで単に感情を示すものと考えられてきたが、もっと柔軟で、人間とのコミュニケーションに役立っている可能性がある。この論文は、10月19日付けのオンライン科学誌「Scientific Reports」に発表された。(参考記事:「犬にも感情がある、MRIで確認」) この発見は、人間の最良の友と言われるイヌをより深く理解する手がかりとなるだろう。人間とイヌはおよそ3万年にわたって共に暮らしてきた。おそらくはその間に、人間の影響を受けつつ、イヌの行動が進化してきたと思われる。(参考記事:「イヌ家畜化の起源は中国、初の全ゲノム比較より」) 過去の研究では、イヌが絶えず人間をじっと

    犬は人が見ると「悲しげな子犬の顔」をすると判明
    reqanui
    reqanui 2020/04/15
    人類と共に生きてきたといえば聞こえはいいけれど、家畜化されたということは人類に生殖や生死のコントロールを握られたということでもある。
  • 誰もが弱い「子犬のような目」 人との交流で進化

    カメラマンと目が合い、眉を上げる黒のラブラドールレトリバー。(PHOTOGRAPH BY STACY GOLD, NAT GEO IMAGE COLLECTION) イヌが眉頭を上げてみせる表情は「子犬のような目」と形容される。無垢で悲しげに見えるその顔を見れば、クールな人でも心を揺さぶられるだろう。 (参考記事:「イヌが人懐こくなった理由は「難病遺伝子」に」) そんな風に見えるのは偶然ではないことが、新たな研究でわかった。この研究によれば、長い時間をかけてイヌが家畜化する間に、人間に伝わる表情ができるよう、イヌの目の周りの構造が進化したというのだ。(参考記事:「犬にも感情がある、MRIで確認」) 確かに、人間と目が合ったとき、眉頭の筋肉を上にあげて目を大きくみせ、何かを訴えかけるような表情をするイヌは多い。「イヌが眉の筋肉を意図的に動かしているという証拠はありませんが、いかにも“イヌらし

    誰もが弱い「子犬のような目」 人との交流で進化
    reqanui
    reqanui 2020/04/11
    われわれが犬を愛らしく思う時、犬もまたわれわれに愛らしくされようとしているのだ。
  • メカジキの吻はなぜ折れないのか?

    メカジキをはじめとするカジキ類には、剣のように鋭い吻を形作る上顎骨に生じた傷を修復する能力があることが、最新の研究により明らかになった。 Photograph by Brian Skerry / National Geographic メカジキは剣のように鋭い吻(ふん)を持つことで知られる魚だが、最近になってこの吻にまつわる変わった特性が発見された。メカジキが吻を丈夫に保ち、いつでも狩りを行なえる状態にしているというのだ。 研究論文によると、メカジキは特異な方法で骨を修復し、硬く丈夫な状態を維持しているという。 マカジキやメカジキなど、一般にカジキと呼ばれるスズキ目カジキ亜目の魚は上顎骨(嘴骨=しこつ)が前に突き出ていることで知られるが、この骨は獲物を打ちのめし、捕えるのに用いられる。 上顎骨を丈夫に保つには、外から加わる強大な力に耐えるだけでなく、損傷を受けた場合に修復できることが必要だ

    メカジキの吻はなぜ折れないのか?
  • まるでクモ!?一生を木で暮らすカニの新種を発見

    生物多様性のホットスポット、インドの西ガーツ山脈で見つかった新種のカニ「カニ・マランジャンドゥ」。一生を木の上で過ごす珍しい習性を持つ。(PHOTOGRAPH COURTESY APPUKUTTANNAIR BIJU KUMAR) 驚くべき新種のカニが見つかった。高い木のくぼみにすみ、樹上で植物の種や這う虫を探してべるカニだ。人の手のひらにちょうど収まるほどの大きさで、木にいるとよく目立つ青黒い色をしている。 「カニ・マランジャンドゥ」と名付けられたこのカニが見つかったのは、インド南部、西ガーツ山脈の森の中だ。新種だけでなく、まったく新しい属でもあることがわかり、このカニの存在に気づいた「カニ」族という部族の名前と、木に登るカニを指す現地の言葉「マランジャンドゥ」から名付けられた。この発見は4月3日付けの甲殻類専門の学術誌「Journal of Crustacean Biology」で報

    まるでクモ!?一生を木で暮らすカニの新種を発見
  • 南極の氷の下、水深70mの海で驚異の光景を見た 写真12点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    この記事では、ナショナル ジオグラフィック誌2017年7月号の特集「南極 氷の下の優美な別世界」に掲載されなかった12点の写真を紹介します。誌面ではさらに珍しい光景13点を掲載しています。 ナショナル ジオグラフィックの写真家ロレン・バレスタ氏は今回、これまでにない撮影に挑戦した。南極の海氷の下へ潜り、かつて誰も到達したことのない水深70メートルの極寒の海で撮影しようというのだ。 2015年10月、南半球に春の兆しが見え始めた頃、バレスタ氏は撮影チームに加わって、南極大陸アデリー海岸にあるフランスのデュモン・デュルビル基地を出発した。撮影期間は36日。厚さ3メートルの氷に穴を開け、そこから海に入ることができた。

    南極の氷の下、水深70mの海で驚異の光景を見た 写真12点 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    reqanui
    reqanui 2020/03/29
    トップページの生き物は多毛類の『Eulagisca gigantea』かなあ
  • 「黒死病」はネズミのせいではなかった?最新研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ジョージ・M・サットン鳥類研究センターのクマネズミ(Rattus rattus)。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 中世の欧州やアジアで大流行し、多くの人々の命を奪ったペスト。その原因であるペスト菌は、ネズミによって拡散されたと長い間信じられてきた。だが、犯人は別にいたようだという結果が最新の研究で示され、論争を呼びそうだ。 論文は1月15日付けの科学誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された。それによると、欧州の人口の3分の1が死亡した「黒死病」と呼ばれる14世紀のペストの大流行を含め、14世紀から19世紀初頭まで続いた世界的流行では、主にヒトに寄生するノミとシラミが細菌を媒介していたと示唆されている。 「疫病は、人類の歴史を大きく変えてきました。ですから、どうやって拡大したのか、なぜあれほど

    「黒死病」はネズミのせいではなかった?最新研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 特集:知られざる洞窟生物の世界 2007年10月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

  • その森は、8万年を生きる「クローン生命体」だった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    米国ユタ州、フィッシュレーク国有林にあるアメリカヤマナラシの森は、実は1つのクローン生命体だった。(Photograph by Diane Cook and Len Jenshel) 8万年以上ものあいだ、『パンド』と呼ばれるその植物は「無数の木々が集まった森」として生きてきた。その正体は、無性生殖によって繁殖した、1個のクローン生命体である。しかも地球上で最高齢のクローン生命体だ。そんな驚くべき木の物語も、ナショナル ジオグラフィックの書籍『心に響く 樹々の物語』には収録されている。 正体が明らかになったのは、1968年のこと。米ミシガン大学の森林生態学者バートン・V・バーンズは、パンドは遺伝子的にまったく同じ4万以上の幹と1個の巨大な根系から成る植物だと結論づけた。年齢は、クローン群生地がこの規模にまで成長するのにかかると考えられる時間からの推定だ。 パンドは、ラテン語で「広がる」と

    その森は、8万年を生きる「クローン生命体」だった | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
  • 特集:野生動物 ペットへの道 2011年3月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

    Q:温暖化が急速に進む北米東海岸のメーン湾。ロブスターに生じる可能性がある影響は? 外骨格が強化される幼生がより速く成長する外骨格が溶ける 文=エヴァン・ラトリフ 写真ビンセント・J・ミュージ 人間が飼いならしてペットや家畜にできた動物は、ほんのひと握りしかいない。その鍵は動物の遺伝子にあることが、最近の研究でわかってきた。 「ハロー! 元気にしてる?」 76歳の生物学者リュドミラ・トルートはそう言って、「マヴリク」という札のかかった飼育用ケージの掛け金を外した。ここはロシアのシベリア南部、ノボシビルスク郊外の農場だ。同じような金属製のケージが、通路の両側にずらりと並んでいる。彼女が挨拶をしたのは、私にではなかった。お相手は毛皮をまとったこのケージの主で、トルートの口調はまるでかわいがっているペットに話しかけているようだ。 声をかけられたマヴリクは、中型犬くらいの大きさのイヌ科の動物だ。毛

    reqanui
    reqanui 2019/05/13
    かわいいきつねがどんどんでてくる[家畜][動物][キツネ][science]
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