開発中のパワーローダー。片手で重さ25キロの重りを持ち上げた=7日、京都府精華町、森井英二郎撮影 パナソニックの社内ベンチャー「アクティブリンク」(京都府)は、100キロの建築資材を1人で運べる強化服「パワーローダー」の機械的な組み立てをほぼ完成させた。2015年に現場試験を行い、完成を目指す。 高さ約150センチ、重さ約230キロ。人間の手足の動く向きと圧力を感知して、モーターで大きな力を出す。 アクティブリンクは介護用の強化服など人間の力を補助、強化する装置を研究している。パワーローダーは03年ごろから開発を始めた。 パワーローダーの名称はSF映画「エイリアン2」に運搬作業用機械として登場する。主人公がエイリアンの女王と戦うのに使われ、有名になった。アクティブリンクの城垣内剛取締役は「ローダーは荷を積む人の意味。映画の動きを意識して開発中だ」という。 建築現場でも高齢化が進み