その電源、採用しても大丈夫? 安全軽視は“すぐそこにある危機”:Wired, Weird(1/3 ページ) 15年ほど前、筆者は大手メーカーのサーボシステムで危険な事故に遭遇した。そして最近、奇しくも同じメーカーのモータードライバの修理依頼を受け、詳細に回路を確認したところ、安全設計の欠如が見つかった。サーボシステムは近年では“お掃除ロボット”のような製品にも採用されており、消費者のごく身近に存在する。安全の軽視は“すぐそこにある危機”だといえるだろう。 →「Wired, Weird」連載一覧 「安全」と言うと、何やら仰々しいものに聞こえるかもしれない。しかし、安全が欠如した設計は、事故を誘発する危険性がある。安全を軽視すれば、人身に傷害を負わせたりユーザーの事業に損害を与えたりした場合の補償はもちろんのこと、そこまで至らずとも事故やクレームの対応で後処理コストが高くつく。設計に当たっては