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ブックマーク / shinsho-plus.shueisha.co.jp (8)

  • 2000年代の労働と読書―仕事がアイデンティティになる社会 - 集英社新書プラス

    1.労働で「自己実現」を果たす時代 自己実現の時代 自己実現、という言葉がある。 その言葉の意味を想像してみてほしい。すると、なぜか「仕事で自分の人生を満足させている様子」を思い浮かべてしまうのではないだろうか。 趣味で自己実現してもいい。子育てで自己実現してもいい。いいはずなのに、現代の自己実現という言葉には、どこか「仕事で」というニュアンスがつきまとう。それはなぜか? 2000年代以降、日社会は「仕事で自己実現すること」を称賛してきたからである。 思えば、連載冒頭で紹介した『花束みたいな恋をした』も、「自己実現しきれない若者」の物語だった。やりたい仕事であったはずの、イラストレーターでべていけない。好きなことを仕事に、できない。でもそれは生活のためには仕方がないと思っている。 麦「でもさ、それは生活するためのことだからね。全然大変じゃないよ。(苦笑しながら)好きなこと活かせるとか

    2000年代の労働と読書―仕事がアイデンティティになる社会 - 集英社新書プラス
    rgfx
    rgfx 2023/11/21
    えーと。グローバル・メリットクラシー(国際能力主義)社会でサバイブしつつ、「イディオシンクラシー(個性浪費)社会」的な部分はSNS(笑)のキラキラなワナビー達にアウトソーシングしたりしてませんかね?
  • “自分たち世代の大衆酒場”を追求する「大衆食堂スタンドそのだ」 - 集英社新書プラス

    1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『QJWeb』『よみタイ』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、パリッコとの共著に『のみタイム』(スタンド・ブックス)、『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。

    “自分たち世代の大衆酒場”を追求する「大衆食堂スタンドそのだ」 - 集英社新書プラス
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    rgfx 2021/11/13
  • 大手メディアの劣化に対し、真っ当な言葉を取り戻す試み - 集英社新書プラス

    地方局の報道記者ながら、「あの人の番組なら、全国ネットされたらぜひ観てみたい」と広く期待を担っているテレビドキュメンタリストがいます。毎日放送の斉加尚代ディレクターです。同局で制作された『沖縄 さまよう木霊』(2017)、『教育と愛国』(2017)、『バッシング』(2018)はいずれもそのクオリティと志の高さを表しています。 連載ではその代表作『バッシング』について取材の過程を綴りながら、この社会にフェイクやデマ、ヘイトがはびこる背景、そして記者が活動する中でSNSなどによって攻撃を受ける現状に迫っていきます。 裁量労働のほうが一般労働より労働時間が短い? 法政大学キャリアデザイン学部教授、労働学者の上西充子さんは、2018年5月に国会で流通している話法の欺瞞をツイッター上で鋭く指摘した投稿が話題になりました。その後、あちこちで引用されている「ご飯論法」と名付けられたその内容は、当時の国

    大手メディアの劣化に対し、真っ当な言葉を取り戻す試み - 集英社新書プラス
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    rgfx 2021/11/13
  • 川から見るコロナ禍の大阪 「御舟かもめ」の1年半 - 集英社新書プラス

    私の住まいの近くを大川という川が流れている。琵琶湖を水源として大阪湾へと流れ出る淀川が明治時代の大改修によって現在の位置を流れるようになる前、かつての淀川の流だったのがこの大川で、旧淀川という別称もある。 その大川の川岸は遊歩道や公園スペースとして整備されており、天気がいい日は川沿いを散歩して過ごすのが私の楽しみだ。ベンチに腰掛けてぼーっと川を眺めていると、時おり可愛らしいサイズの小型船が水上をゆっくりと走っていくのを見かけることがある。船首に近いスペースには、のんびりとくつろいだ様子の乗客の姿があり、「いつかあの船に乗ってみたいな」とうらやましく思う。それが私と「御舟(おふね)かもめ」との出会いだった。 御舟かもめは、大阪市中央区・京阪天満橋駅近くにある八軒家浜船着場を基点に、中之島周辺から毛馬方面、コースによっては道頓堀までを航行する小さな遊覧船である。もともと熊県・天草で真珠の養

    川から見るコロナ禍の大阪 「御舟かもめ」の1年半 - 集英社新書プラス
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    rgfx 2021/11/13
  • 緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列 - 集英社新書プラス

    1979年東京生まれ、大阪在住のフリーライター。WEBサイト『デイリーポータルZ』『QJWeb』『よみタイ』などを中心に執筆中。テクノバンド「チミドロ」のメンバーで、大阪・西九条のミニコミ書店「シカク」の広報担当も務める。著書に『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』(スタンド・ブックス)、『酒ともやしと横になる私』(シカク出版)、パリッコとの共著に『のみタイム』(スタンド・ブックス)、『酒の穴』(シカク出版)、『椅子さえあればどこでも酒場 チェアリング入門』(ele-king books)、『“よむ”お酒』(イースト・プレス)がある。

    緊急事態宣言明けの西成をゆく、ちんどん行列 - 集英社新書プラス
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    rgfx 2021/07/08
    おー谷六のちんどん通信社さんだ
  • 日本人がまだ知らないBLMプロテストの実相 - 集英社新書プラス

    5月25日、ミネアポリスで起こった警官によるジョージ・フロイド氏殺害事件。彼が徐々に息絶えていく動画はSNSで爆発的に拡散され、事態は暴動へと発展。事件を起こした警官たちの所属する警察署には火が放たれた。黒人たちへの警官からの度重なる暴力、そして数世代に渡る差別の構造。その積は#blacklivesmatterとなって炎上アメリカ全土、そして今、全世界へと広がるプロテストとなった。 事件後、ミネアポリス、そしてワシントンD.C.入りした現代記録作家の大袈裟太郎がその内状を記録していくレポート第4弾。 「暴動」の実相 ワシントンD.C.に滞在し取材を進める中で、日には伝わりづらいBLM抗議活動の実相がしだいに明らかになってくる。それは「暴動」にまつわる細やかな内実についてだ。 BLMプロテストについて日人や世界中から寄せられる疑問のなかに「差別反対を叫んでいるが、破壊行為や店頭を襲っ

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  • 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?【第2回】 – 集英社新書プラス

    M-1が始まった年にコンビ結成。08年には優勝まであと一歩というところで苦杯をなめるも、そのタイトルに挑み続けた「裏・M-1の申し子」、ナイツ。ネタを書く塙は、M-1特有の性質に加え、関東芸人にありがちな、ある「癖」が優勝を難しくしているという。芸人にとって、M-1王者とは何を意味するのか。これから優勝できそうな関東芸人は、誰なのか? 関東芸人の悪い癖 ──去年、M-1で優勝した結成15年目のとろサーモンなんかも、もうベテラン漫才師のようでした。 塙 めちゃめちゃうまいですよね。2015年にM-1が5年振りに復活し、参加資格を従来の結成10年以内から結成15年以内に延ばしたことによって、経験値の高いやつがごろごろいるようになった。競馬で言えば、3歳クラシックから、古馬のレースになってしまったようなもんです。だから、昔ほど強い武器を持っていても通用しなくなっちゃいましたね。それ以上に経験値が

    関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?【第2回】 – 集英社新書プラス
    rgfx
    rgfx 2018/09/01
  • 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?【第1回】 - 集英社新書プラス

    今年も8月1日から、いよいよお笑い界の最大の祭典「M-1グランプリ」の予選が始まった。M-1の13回の歴史の中で、関西出身以外の芸人が優勝したのは、04年のアンタッチャブル(関東出身)、07年のサンドウィッチマン(東北出身)、09年のパンクブーブー(九州出身)の3例だけ。そこで関東芸人の聖地・浅草を拠地にし、漫才協会の副会長を務めるナイツの塙宣之に、「関東芸人M-1必勝法」を探ってもらった。インターネットで調べた様々な知識を披露するも、どれも微妙に間違っている塙に土屋がツッコむ「ヤホー漫才」で一躍有名になったナイツは、M-1が始まった年、01年にコンビを結成し、以降、M-1に出場し続けた。そして3度、決勝の舞台に立ち、08年には最終決戦にも進んだ。優勝こそ無いものの、芸歴をM-1とともに歩んだ彼らは、「浅草の星」にして、まさに「裏・M-1の申し子」とでも呼ぶべき芸人でもある。 大阪はブラ

    関東芸人はなぜM-1で勝てないのか?【第1回】 - 集英社新書プラス
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    rgfx 2018/08/28
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