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難解な現代音楽のひとつだった電子音楽をポピュラーにしたことで有名なドイツのテクノグループ・クラフトワークの代表的なアルバムに『アウトバーン(ドイツの高速道路)』『ヨーロッパ特急』がある。シンプルな交通インフラをタイトルにするという思い切った背景には、彼らが当時ツアーで移動していたドイツの高速道路を走行する音や、鉄道が線路を走る音そのものを音楽として再現しようとしたことがある。そのアイディアは電子音楽の持つ無機質さと一致し、今日に至るまでの名盤となっている。 クラフトワークの代表作の発表からすでに数十年が経過した。その間に無機質なはずの機械の音やノイズも音楽として使われることは当たり前になり、この文章をキーボードで打ち込む音さえも音楽となりうることも当たり前のようにわかっている。 鉄道運営シミュレーション『Mini Metro』の一番最初のマップ、ロンドンの路線図をクリアして思い出したのはそ
いよいよ発売を迎える任天堂の新作TPS『スプラトゥーン』。インクで街を塗りつぶしてナワバリを奪い合うユニークな設定や、イカした世界観、秀逸なゲームシステムなど前評判が非常に高く、ファンの間で非常に大きな盛り上がりを見せている。 その一方で、5月に入ってからなぜか複数の開発者から「床を塗るゲーム」が次々と発表されている。なぜ今になって次々と共通したテーマのゲームが発表されているのだろうか? 今回はそんな「床を塗るゲーム」7作品を紹介しつつ、その謎に迫りたいと思う。 短時間で作られた作品が多く、どれも作者の個性がよく伝わってくる作品ばかりだ。いずれも作品自体は無料で公開されているので、プレイできる環境にあるならば色々比較してみるとより楽しめるだろう。 マインクラフトで再現『Splatoon in Minecraft』海外の制作者による『マインクラフト』用自作マップ。武器の種類が本家のものに近い
フリーゲームやインディゲームの中でも、RPGは数々の名作を生み出してきたジャンルだ。しかし、ニコニコ動画やYoutubeなどで行われているゲーム実況では、どちらかというと、謎解きや探索で魅せるようなアドベンチャーゲームの方が多い印象がある(RPGツクールやWOLF RPGエディターなど、「RPG」を冠するソフトで作られているのにもかかわらず)。 実況であまり大作RPGがプレイされることがないのは、その重厚さゆえにややプレイ時間が長いからということがあるのかもしれない。しかし、フリーゲームには、そのプレイ時間中ずっと楽しませてくれるような、名作RPGがいくつも存在する。魅力的なストーリーや、個性的なゲームシステム、惹きつけられるキャラクター……これらのゲームを楽しまないのは非常にもったいない!というわけで今回は、「定番」あるいは「名作」と呼ばれるようなRPGフリーゲームを紹介していこう。 R
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