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ブックマーク / www.webchikuma.jp (6)

  • 第3回 投票率の底から|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)

    普段ニュースで目にする「世論調査」の使い方を教えるちくま新書『武器としての世論調査』は、2019年6月、第25回参院選を目前に刊行されました。 刊行以降の世論の変化をみていく特集の最終回は、1990年代に崩壊した投票率から、これからの課題を検討します。 年々低下する投票率を立て直すべく、これまで様々な取り組みが行われてきました。投票呼びかけのキャンペーン、模擬投票の実施、若者をターゲットにしたキャラクターやグッズ展開……。確かにそのようなことも行うに越したことはないのでしょう。けれども昨今の投票率の惨状は、そうした取り組みの効果の乏しさを物語っています。 これらの取り組みはどうして効果を発揮してこなかったのでしょうか。それは、なぜ多くの人が選挙に行かなくなっているのかという原因に踏み込まず、投票率という数字ばかりに目を向けてきたからにほかなりません。 投票率の低下は、社会のあり方が背景にあ

    第3回 投票率の底から|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)
  • 第6回 差別があるままに他者と交わる世界に生きている|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま

    寺子屋ネット福岡の代表として、小学生から高校生まで多くの十代の子供たちと関わってきた鳥羽和久さんの連載第6回です! 今回はみんなの心の中にある問題です。じっくり読んで欲しいと思います。 この連載は大幅に加筆し構成し直して、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)として刊行されています。 刊行1年を機に、多くの方々に読んでいただきたいと思い、再掲載いたします。 ある高校の生徒会室にて 「K高校生徒会指導部は、来年度から、男女かかわらずズボンとスカートの着用を認める「制服選択制」を実現するために、校則の変更を求める陳情書(ちんじょうしょ)をPTA運営委員会及び校長に提出します。これは、性的少数者、LGBTQの生徒にとって学校生活が過ごしやすいものになるだけでなく、多様な価値観を受け入れ、尊重することが重視される社会の流れに沿ったものとなります。」 会長の小野さんがそう言うと、美化専門

    第6回 差別があるままに他者と交わる世界に生きている|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま
    rgfx
    rgfx 2021/12/26
  • 「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)

    5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。 この「新しい生活様式」という言葉から、戦時下に提唱された「新生活体制」を想起するという大塚英志さんに、エッセイを寄せていただきました。 テレビの向こう側で滔々と説かれるコロナ下の「新しい生活様式」なる語の響きにどうにも不快な既視感がある。それは政治が人々の生活や日常という私権に介入することの不快さだけではない。近衛新体制で提唱された「新生活体制」を想起させるからだ。 かつて日が戦時下、近衛文麿が大政翼賛会を組織し、第二次近衛内閣で「新体制運動」を開始。その「新体制」は、経済、産業のみならず、教育文化、そして何より「日常」に及ん

    「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち|大塚 英志|webちくま(1/4)
    rgfx
    rgfx 2020/05/23
    手づくり布マスク(オリンピックの手旗でも可)職人のすずさんが、玉音放送聞いて慟哭してるやっちゃな。それを何十年立とうが何回でも繰り返してる、という。/政権自体が愛国カルト化してるのも詰んでる。
  • 【第42回】さまよえる男達|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま

    最近、「小太りの若中年」のような男達を見て、「この人達、結構やばくないかな」と思う。もう「若者」ではない。しかし「中年」と言われることは拒絶するような年頃の男で、未婚と既婚とを問わず、へんに幼児性が強い。一応「社会のルールを守る」ということは知っているから、知らずに割り込みなんかをしてしまったのを注意されると、素直に謝るけれど、礼儀を教えられただけの子供のように、うるさく言う人がいなくなると、傍若無人的なだらしなさを露呈してしまう。ジャンクフードかどうかは知らないが、うこと、あるいは飲むことにそれほど不自由はしていないから、小太りになってしまう。「自分のあり方は肯定されている」と思っているからだろう、傍若無人の気が全身から漂う。 男性原理主義社会で、男のわがままは野放し状態のようになっているから、年を取って定年過ぎで働かなくなった後でも、共に暮らすから「どうしてあなたはそう横柄なの」と

    【第42回】さまよえる男達|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま
    rgfx
    rgfx 2019/01/30
  • 【第50回】反知性より無知性がこわい|遠い地平、低い視点|webちくま

    俗に「おやじ系週刊誌」と言われるものがあった。今でもまだあるが、相変わらず「おやじ系週刊誌」と言われているのかどうか分からない。「そういうものがあったはずだが、どうしてるんだろう?」と思ったのは、「おやじ系週刊誌」とは同種の「出版社系週刊誌」である「週刊文春」や「週刊新潮」がスクープを飛ばしているような時期だったから。 森友学園の問題で財務省の文書改竄が問題になり、加計学園問題で「あそこの獣医学部新設は「首相案件」だと総理秘書官が言ってたぞ」と愛媛県知事が告発し、大臣に次ぐ財務省の№2事務次官が女性の取材記者相手にセクハラ問題を起こし、日レスリング協会でパワハラ問題が起こり、日大のアメフト部は試合中に暴行まがいのタックルを試合相手の選手に仕掛け、そのシーンが公になって、それをやった選手が謝罪の会見をして「監督やコーチの指示だ」と言ったにもかかわらず、監督やコーチは「辞めた」だけで、なにが

    【第50回】反知性より無知性がこわい|遠い地平、低い視点|webちくま
    rgfx
    rgfx 2019/01/30
  • 【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま

    西城秀樹が死んだ。六十三歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成三十年の五月は、平成が終わる「最後の一年」に突入した時期だった。今上天皇の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。 七年前、東日大震災が起こった二〇一一年にも人が死んだ。有名人が立て続けに死んだというのではなくて、年老いた親の世代が死んで行った。私の父親が死んだ。友人の父親、あるいは母親が死んだ。やたらと葬式の通知、年賀状辞退の通知が届いた。「なんか、今年葬式多くない?」と友達に言ったら、「多いよね」という答が返って来た。 意外と人は「時代の

    【第49回】人が死ぬこと|遠い地平、低い視点|橋本 治|webちくま
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