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ブックマーク / ameblo.jp/kokkoippan (10)

  • 『正社員の既得権益を奪えば世の中ハッピーになるのか?』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんと、慶応大学教授の金子勝さんの対談(対談収録『湯浅誠が語る現代の貧困』新泉社)がおもしろかったので、ほんの一部ですが要旨で紹介します。(いつもの勝手な要約ですのでご了承ください。byノックオン) 「年越し派遣村」で「現代の貧困」が大きく可視化されたにもかかわらず、新自由主義者は、今度は「恵まれている正社員が悪い」「正社員の既得権益が問題だ」「ワークシェアリングが必要だ」などと主張している点について、金子勝さんは、次のように語っています。 新自由主義者が言うように、全員非正社員にしたら世の中ハッピーになるのかと言ったら、もっとひどい不況になります。めちゃくちゃな主張なのですが、メディアもそれを見抜けない。構造改革の中で正常な感覚がまひし

  • ニート・非正規・周辺的正社員 - 若者が生きられない日本社会、生産性低下の悪循環へ | すくらむ

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 先日のエントリー「日で激しい公務員バッシングが生まれる理由」 は、字数が多くて堅い内容でしたが、驚くべきことに、アップした日のアクセス数は1万3,368、翌日は7,795と、2日間で2万1千人を超える方にアクセスいただきました。みなさん、どうもありがとうございます。引き続き都留文科大学・後藤道夫教授による講演要旨の続きをエントリーさせていただきます。(※また私の身勝手な要約ですのでご了承ください。byノックオン) 従来の日型雇用における若者は、3月に学校を卒業し、4月に企業に入社する定期一括採用方式で、労働者としてのスタートを切っていました。多くの若者は正社員として採用され、初任給は低くても、やがて少しずつ賃金がアップする年功賃金と長期の雇用保障のもとで、将来の生活設

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  • 『16分に1人が自殺、11年連続3万人超、自殺か餓死か路上死か最悪の三択せまる日本社会』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 昨年1年間の全国の自殺者は3万2249人で、過去2番目に自殺者が多かった2007年の3万3093人より844人減ったものの、11年連続で3万人を超えたことが4月2日の警察庁の発表で分かりました。 人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は25.3で前年より0.6減少していますが、主要先進国の中では自殺率が最も高いことに変わりはありません。月別では、米証券大手リーマン・ブラザーズが破綻した昨年9月は2,714人で、8月より283人増加し、翌10月は3,092人に上っています。昨年、全国の警察にはインターネット上の自殺予告についての通報が180件あり、警察官が急行して95人を思いとどまらせたとのこと。また、警察庁は、例年6月に前年の自殺者数を公表していましたが、自殺の実態把握

  • 『日本人の社会的孤立度は世界一 もはや国民病「生きづらい」の正体』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 「ラインで自動車の内装部品を接着剤でひたすら貼り付けてます。何のスキル習得にもならない。毎日、何千、何万と繰り返していると、自分は機械だと思えてくる」(33歳)、「将来どころか、半年先すら見えないのは怖い」(31歳)、「派遣期間を職歴と扱ってくれない。今までの俺の仕事は何だったんだ」(31歳)--週刊SPA!(10/14)の特集「もはや国民病『生きづらい』の正体~OECDの統計では日人の『孤立度』は世界一」で、とりあげられている派遣労働者の声の一部です。 特集の中の「データで見る“生きづらい国”ニッポン」では、2002年から30代のうつ病増加や将来への不安要素の増大による自殺者増とともに、職場の人間関係が次第に殺伐としていく様が如実にあらわれているデータとして、「産業人

  • 『4月の自殺者数1日100人突破し過去最悪、経済危機で高まる自殺リスク - 08年は30代自殺最悪』

    4月の自殺者数1日100人突破し過去最悪、経済危機で高まる自殺リスク - 08年は30代自殺最悪 | すくらむ 27日の警察庁発表によると、今年4月の自殺者数は3,027人で、1日の平均自殺者数が初めて100人を上回りました。今年1月から4月の累計は1万1,236人で、昨年同期と比較して493人(6.1%)も増え、4カ月連続で昨年同月を上回り、2カ月連続で月別3,000人を超えてしまいました。1カ月の間に3,000人以上が自殺したのは、昨年は10月だけでしたが、今年は早くも上回り、このままで推移すると年間の自殺者数が過去最悪になる恐れも出てきました。 NPO法人「自殺対策支援センターライフリンク」の清水康之代表は、『日刊ゲンダイ』(5/29)に以下のコメントを寄せています。 自殺と経済状況がリンクしているのは間違いありません。昨年10月、自殺者が3,000人を超えたのは、リーマンショック以

  • 『いつでも、だれでも、やり直し可能な社会、悲しみ分かち合う社会こそ必要』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 日弁護士連合会(日弁連)が『労働と貧困 - 拡大するワーキングプア』(あけび書房)という書籍を刊行しました。これは、昨年ひらかれた日弁連第51回人権擁護大会シンポジウム第3分科会「労働と貧困」の基調報告書をまとめたものです。その分科会では、東京大学・神野直彦教授の講演も行われていて、書の巻末にその講演録「ワーキングプア - その拡大要因と公正な社会のあり方を考える」が掲載されています。とても興味深い内容ですので、一部要旨を紹介します。(※最近、「正社員や正規公務員の既得権である解雇規制さえ緩和すれば、雇用が流動化して非正規問題が解決し、産業構造も柔軟に変化するとともに、経済成長へとつながり、結果として貧困問題も緩和することになる」などという主張が出されていますが、そん

  • 『日本で激しい公務員バッシングが生まれる理由』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 都留文科大学・後藤道夫教授による「社会保障基法」に関する講演要旨の続きです。(※「日だけが「子どもの貧困」を政府みずから拡大 - 「上層社会統合」に利用される社会保障」 「福祉国家は戦争をするために生まれた?」 のエントリーに続くものです。いつもの私の勝手な要約ですのでご容赦ください。byノックオン) 膨大な国家財政を大規模な公共事業に投入して、業界と大企業を育成・援助し、同時に、企業間の競争を仕切って、指導しながら横並びで安全に成長させていく、そして保守政治家と一部のキャリア官僚がその関係を養分にして強い力を持つ。これが、「政・官・財癒着」、「業界横並び体質」、官僚の「仕切り」などと呼ばれている日の社会システムです。こうした体質と構造を持つ日を、私は「開発主義国

  • 『このままでは仕事に殺される - 過労死・過労自殺を強制する経団連会長・副会長出身企業13社』

    (出所)株主オンブズマンによる情報公開請求により所轄労働局から公開された36協定。 (注1)同一企業でも事業や業務の種類が異なる場合は、それぞれの延長時間の長いほうを示した。 (注2)一般協定における延長時間より長い特別延長時間が明らかにされている場合は後者を示した。 (注3)第一生命の07年3月28日の協定の特別延長時間は月120時間、年600時間であった。 (注4)野村Hの1か月104時間は、週24時間を年間26回までを1か月4.35週で換算した。 労働基準法によれば、使用者は1週40時間、1日8時間を超えて労働者を働かせてはならない。これに違反した場合は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられる。「36協定」とは、労働基準法の第36条にもとづく、時間外・休日労働協定のことで、使用者は労働者の過半数を代表する労働組合ないし従業員組織と協定を結び、労働基準監督署に届け出れば、

  • 『20代と30代の死因の1位は自殺 - 若者を自殺へと排除する現実と若者バッシング』

    20代と30代の死因の1位は自殺です。それも、他の死因の割合を大きく引き離して1位となっていることが、下のグラフで分かります。 ▼2008年における年齢階級別の主な死因の構成割合 (2008年版『自殺対策白書』※緑色のところが「自殺」) ※画像の上でクリックしてください。拡大して見られます。 ▼「日」と「日以外のOECD諸国」における自殺率の比較 【男性25~44歳の自殺率(10万人あたり)】 (※国際比較が知りたいとのリクエストに答えて、 4月8日AM10:30に追加したグラフです。 04年までのデータしかありませんでしたが) ニートは、国や親の財産、年金などをい荒らしていく存在です。まず、自分の内面的な崩壊から始まって、家族の崩壊、親や先生を殺すのはまれとしても、犯罪を伴うこともあります。それは社会の崩壊にもつながっていくという、ある意味での爆弾といえるでしょう。(浅井宏純・森

    『20代と30代の死因の1位は自殺 - 若者を自殺へと排除する現実と若者バッシング』
  • 『ニート、ひきこもりは自己責任じゃなく貧困問題』

    すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 4月24日の衆議院「青少年問題に関する特別委員会」で行われた「ニートひきこもり等、困難を抱える青少年を支援するための対策」の参考人質疑の議事録が興味深かったので紹介します。このブログに、たまに「ニートは自己責任」という趣旨のコメントを寄せてくる方がいらっしゃいますが、ニートひきこもり貧困問題であり、社会全体で解決していかなければ、社会全体にとって大きな損失をもたらす問題だということを、専門家の方が証言しています。(byノックオン) まず、東京大学社会科学研究所の玄田有史教授による参考人意見陳述の一部分です。 今の青少年問題--ニートひきこもり等の背景にあるのは、実は貧困問題です。 当初、ニートが大きく話題になったときに一般によく言われたのは、ニートは、経済的に余裕

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