東芝ライテックは3月17日、栃木県・鹿沼工場で一般白熱電球の製造を終了する「一般白熱電球製造中止式典」を催した。消費電力の低いLED電球への切り替えを進める同社は、2008年4月に「2010年度をめどに一般白熱電球の製造を中止する」と宣言。それを約1年間前倒しで実現したかたちになる。「CO2削減の大きな“最初の一歩”を踏み出した」(東芝の佐々木則夫社長)。 式典であいさつに立った東芝ライテックの恒川真一社長は、集まった従業員と報道関係者を前に、「東芝のルーツの1つである白熱舎(後の東京電気、東芝の前身)が日本初の炭素フィラメント電球を製造してから120年。人々の暮らしを照らし続けてきた白熱電球は東芝の誇りだ」と語った。「そして今日、新しい東芝の歴史をスタートする」。 製造ラインでは、最後の白熱電球の検品作業が終了。担当作業員から鹿沼工場の小田工場長に手渡された。その後、工程ごとに製造機械の