夏は空に始まって、空から終わる。最近よく、そんなことを考えています。 気がついたのは２、３年前です。お盆休みの翌週に、家族みんなでプールに行きました。まだまだ暑いのでプールの中はとても気持ちが良くて、家族みんなで一日中たっぷりと遊びました。 そろそろ帰る時間だなぁ、と思いつつ、浮き輪につかまり流れるプールにプカプカと浮かびながら空を見上げると、そこにはもう秋の空がありました。その瞬間、プールの監視員さんたちが一斉に、閉園を告げる笛を吹き始めました。まだまだ夏は続くのに、その笛の音色が夏の終わりを告げているようで、少し物悲しい気持ちになりました。その時に初めて僕は、夏が空から先に終わっていくことを知りました。その翌年、公園で６月頃に空を見上げると、 夏というには早い季節なのに、空はもう真夏の空でした。それで、夏は空には始まり、空に終わることを知りました。 夏は苦手な季節でした。秋、冬、春は好

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相模原市の障害者施設殺傷事件を受け、障害者の関係団体が相次いで声明などを発表する中、全盲と全ろうの重複障害を持つ福島智・東京大先端科学技術研究センター教授から「暗たんたる思いに包まれています」というメールが２７日、毎日新聞に届いた。福島さんが「今回の事件から考えた原理的な問題」をまとめたという原稿を紹介する。

A mother and her daughter offer flowers for the victims of a knife rampage at the main entrance to the Tsukui Yamayuri En care centre in Sagamihara, Kanagawa prefecture on July 28, 2016.A man, who had threatened attacks on disabled people, went on a knife rampage on July 26 at the care centre where he previously worked, leaving 19 people dead in Japan's worst mass killing for decades. / AFP / KAZU

え～っと、、、よくある勘違いなんですが、自然界は「弱肉強食」ではありません 弱いからといって喰われるとは限らないし、強いからといって食えるとも限りません 虎は兎より掛け値なしに強いですが、兎は世界中で繁栄し、虎は絶滅の危機に瀕しています *** 自然界の掟は、個体レベルでは「全肉全食」で、種レベルでは「適者生存」です 個体レベルでは、最終的に全ての個体が「喰われ」ます 全ての個体は、多少の寿命の差こそあれ、必ず死にます 個体間の寿命の違いは、自然界全体で観れば意味はありません ある犬が２年生き、別の犬が１０年生きたとしても、それはほとんど大した違いは無く、どっちでもいいことです 種レベルでは「適者生存」です この言葉は誤解されて広まってますが、決して「弱肉強食」の意味ではありません 「強い者」が残るのではなく、「適した者」が残るんです （「残る」という意味が、「個体が生き延びる」という意味

これは昔々ある国に起こったおとぎ話ではない。 フランスで100万部突破のベストセラー 原著者／Franck Pavloff 原著名／Matin brun 世界10ヶ国以上で出版。「ごく普通の」国家が、日々の生活に知らぬ間に忍び込み、人びとの行動や考え方をだんだんと支配するようになるさまを描いたショート・ストーリー。 日本語版のためにヴィンセント・ギャロが描き下ろした「Brown Morning」14点、哲学者・高橋哲哉のメッセージが加わった日本だけのオリジナル編集。 物語／フランク・パヴロフ（藤本一勇訳） 絵／ヴィンセント・ギャロ メッセージ／高橋哲哉 『茶色の朝』の書店さま店頭用POPはこちら ぜひご活用ください。 ■物語のあらすじ 世界中のどこにでもあるような、とある国の物語。友人と二人でコーヒーを飲みながらおしゃべりをするのを日課にしている男がいた。ある日、主人公は、その友人が飼い犬

<a href="http://archive.today/FysFM"> <img style="width:300px;height:200px;background-color:white" src="https://archive.is/FysFM/eae5fa31b0fdc1706eeb7dbdbc6e419cd4511128/scr.png"><br> 学校教育における政治的中立性についての実態調査 | 参加しよう | 自由民主党<br> アーカイブされた 2016年7月8日 13:00:48 UTC </a> {{cite web | title = 学校教育における政治的中立性についての実態調査 参加しよう 自由民主党 | url = https://ssl.jimin.jp/m/school_education_survey2016 | date = 2016-07-08

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ずっと書こうと思っていた、井上先生のことについて書きます。 井上義彦先生は、僕の剣道と居合道の先生です。僕は小学３年生から２２歳まで、剣道と居合道をやっていました。１０代の多感な時代には、他にやる事がなかったこともあり、剣道や居合道が僕の生活のかなりの部分を占めていました。そして、その多くの時間を井上先生と共に過ごしました。井上先生は、例えば相撲業界に八百長問題が発生した頃に、相撲協会の全会員の前で講演を行うような、凄い先生だったりするのですが、１０代の僕にとっては、酒が大好きで、時々吞みすぎる、ただのおじいちゃん先生に過ぎませんでした。まぁ、ただのおじいちゃん先生にしては、剣道に関してはとても厳しかったのですが・・・剣道をやめてしまったので、つい最近に至るまで、僕のその印象は全く変わっていませんでした。 僕が剣道をやめたきっかけは、ある暑い夏の日の出来事でした。 当時の僕は、先生から信頼

先生が亡くなってから、YOUTUBEで、井上先生のインタビューを見つけました。 井上先生は、僕が小学生の頃から一貫して、試合の勝ち方を教えてくれませんでした。だから、僕たちは全然試合に勝てませんでした。それもあって、剣道は面白くありませんでした。でも、ここで語っていることを、ようやく僕は理解することができます。ただ小手先で勝つのではなく、相手を制する事を教えるためだったのだろうと思います。でもね、若い僕にはそんな事を全く理解することができませんでした。目先の勝利のほうが、わかりやすいですもん。でも、そうしない理由が、今では痛いほどわかります。 また、剣道形１本目から３本目の思想、 １本目　相手の命を絶って正義を示す。 ２本目　最低限の攻撃によって、正義を示す。 ３本目　相手を傷つけずして、正義を示す。 この事は、高校生の頃に何度も何度も聞かされたことでした。でも、今思うと、とても普遍的で、

井上先生のお見舞いに行って、きちんとお礼を伝えられたことに安心をしながら、僕はまた日常に戻って行きました。季節は春。息子の春休みが終わり、小学校の入学式があり、新しい生活が始まりました。 そんなある日、妻と二人で家事をやっていると、次男がどこからか賞状入れを引っ張り出してきて遊んでいました。そして、長男と、開けて中身を見せて欲しい、と言いました。僕も何が入っているのか全く覚えていなかったので、開けてみました。 驚いたことにそれは、剣道関係の賞状や段や級の証書でした。 僕は剣道だけでなく、ほとんどの競技で優勝をしたことがりません。でも、自分でも忘れていましたが、一度だけ優勝した経験がありました。それは、高校を卒業した頃に出場した、『剣道形』の試合でした。それを見て、懐かしくなった僕は、剣道時代や、剣道日本という、剣道に関する月刊誌を引っ張り出しました。そこには僕が優勝したときの小さな記事や、

井上先生に会いに行けないままに、何年かが経ちました。頭の片隅にはあるのですが、きっかけがつかめない。同じ市内に住んでいるので、会おうと思えばすぐに会えるはずなのに、なかなか会いに行くことができない。時間ばかりがどんどん流れていきました。 そんな２０１５年の３月、一緒にバンドを組んでいた剣道部の後輩から１通のメールがきました。 『井上先生が入院されているので、一緒にお見舞いに行きませんか？ 』という内容でした。それを読んで、とにかく僕はすぐに会いに行かなければならない、と直感しました。すぐにスケジュールを調整して、翌日の午後に時間ができたので、病院に行ってみることにしました。 病院に見舞いに行く当日は、長男の幼稚園の卒園式でした。少しずつ大きくなっていく息子と、少しずつ大きくなってきた自分の人生の事を考えながら、井上先生のことを考えていました。 先生は一体どんな気持ちだったのだろう？？ 先生

ずっと書こうと思っていた、井上先生のことについて書きます。 井上義彦先生は、僕の剣道と居合道の先生です。僕は小学３年生から２２歳まで、剣道と居合道をやっていました。１０代の多感な時代には、他にやる事がなかったこともあり、剣道や居合道が僕の生活のかなりの部分を占めていました。そして、その多くの時間を井上先生と共に過ごしました。井上先生は、例えば相撲業界に八百長問題が発生した頃に、相撲協会の全会員の前で講演を行うような、凄い先生だったりするのですが、１０代の僕にとっては、酒が大好きで、時々吞みすぎる、ただのおじいちゃん先生に過ぎませんでした。まぁ、ただのおじいちゃん先生にしては、剣道に関してはとても厳しかったのですが・・・剣道をやめてしまったので、つい最近に至るまで、僕のその印象は全く変わっていませんでした。 僕が剣道をやめたきっかけは、ある暑い夏の日の出来事でした。 当時の僕は、先生から信頼