ゴボウ(牛蒡)。ユーラシア大陸原産でキク科の多年草である。 日本では江戸時代から主に根の部分を食用として、また生薬や漢方薬としても用いられた。近年では、抗酸化作用が老化防止に効果があるとして、ナウでヤングな若者にも人気となり、サラダやスープにして食されている。 アンニョイな夕方。ゴボウの土臭さがキライだというキラキラ女子の嫁が、スーパーの袋から華麗に飛び出したゴボウを抱えて帰って来た。 下ごしらえがメンドクサイこのゴボウという食材は、我が家ではたまにしかお目にかかれないものである。ワタクシが食べたくなった時に買って来て自分でムッキーでムキムキしているのだが、嫁が積極的にゴボウを買ってきたということは、何か裏があるハズである。そもそも、嫁は料理をしない。 ワタクシが警戒しつつ理由を尋ねると、明日、幼稚園の親子遠足で作る豚汁の食材を、各家庭から切って持ち込まなくてはならないそうだ。なるほど。我