ブックマーク / retro.mmoh.jp (20)

  • 野安の電子遊戯博物館:2010年のゲームの傾向(3)

    このブログをスタートしたときから、ずっと書き続けていることがありまして。 ・ゲームが好きな人の感想には、かつてほどの価値がない ・あまりゲームに詳しくない人のプレイっぷりにこそ、価値がある ということを、延々と書き続けてきたわけです。 従来のゲーム評というのは(このブログも含めて)、たいていは、ゲームに熱心な人が、自分の感想を綴っているわけです。いやまあ、これはゲームに限らず、あらゆる作品についていえることではあります。 世の中のあらゆる作品は、そういうフォーマットで、最初は語られるんですよね。 でも、そろそろ、そんな時代は終わりです。ゲームというメディアは、そういう方法では、楽しさを伝え切れないような段階に突入しつつあるんですね。 近所の女の子(8歳)が、いま「●●●」に夢中だ。 親戚のおじさん(55歳)が、最近「●●●」を遊び始めた。 みたいな情報の方が、いまでは、よっ

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    rig 2010/01/31
    ゲームを熱心に語るタイプの人が、「トモダチコレクション」をうまく語れない理由/ゲームに関する「情報」のあり方は、完全に、次のステップに入ったということ
  • 野安の電子遊戯博物館:新型PS3

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    rig 2009/08/20
    任天堂は、とっくにファミリー路線に/マイクロソフトも、NATALのプロモーション映像で、ファミリーの姿を前面に/そんな中、PS3はあえて若者を軸にした映像を持ってきて、「1人でゲームに夢中になる」姿を見せてきた
  • 野安の電子遊戯博物館:「ドラゴンクエスト9」は終わらない(その1)

    今週は、「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」について、いろいろと書いていきましょう まずは進行状況ですが、ただいまプレイ時間が60時間を突破したところです。まだ、ゲームはクリアしていません。 おいおい。時間かかりすぎじゃないの? と思った方もいるでしょうか。でも、そう思った人ほど、じつは堀井さんのワナにはまっているんですよね。だって、それ、大いなる勘違いだもん。 でも、たぶん、多くの人が勘違いをしているんだろうなぁ。 だから、ここで、はっきりと書いておきましょう。「ドラゴンクエスト9」をクリアした人ってのは、原則的には、まだ世の中に存在しないんですよ! 「ひととおりの物語を見終えて、スタッフロールが流れる」ところまでなら、野安もプレイ済みです。ふつうのパッケージソフトなら、これで「クリアした」と宣言していいのでしょう。 でも「ドラゴンクエスト9」は違う。 この時

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    rig 2009/07/27
    「エンディング」を見たら、それでストーリーが終わって、ゲームはクリアしたことになる――という常識に縛られているから、それが見えないだけ
  • 野安の電子遊戯博物館:E3雑感その3・SCE

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    rig 2009/06/03
    身体を使ってゲーム(インタラクティブな遊び)をするという土俵に、ついに3社とも足を踏み入れてきました
  • 野安の電子遊戯博物館:E3雑感その2・任天堂

    いま、カンファレンスの生中継を見終わりました。 うん。なかなか面白かったです。 いやまあ、昨日のマイクロソフトのカンファレンスのインパクトが反則級だったので(詳しいことはいずれ書きますが)、それに比較すると、なんとも王道なカンファレンスでありまして、つまらなく感じた人も多いのかもしれません。 でも、ハード発売から2~3年後のE3って、こうなるのが王道パターンです。かつてはPS2がそうだったように、業界のトップランナーは、インパクト勝負を挑まないから。だから任天堂は "Everyone's Game" というキーワードを持ち出してきた。これは日でいうところの「1人に1台」というキャッチフレーズの英語版と考えるといいのでしょう。全世界で、DSもWiiもひっくるめて、さらにゲーム人口を増やしますよ! と宣言してきたわけです。そう宣言した上で、さあ、そのためにソフトが充実させてき

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    rig 2009/06/03
    「一点突破を狙うマイクロソフト」と「全面展開をする任天堂」
  • 野安の電子遊戯博物館:背後から眺める

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    rig 2009/03/02
    「見る」というのも、ゲームを楽しむ方法のひとつですよ。/スポーツを実際に「する」も楽しいし、スポーツしている人たちを「見る」のも楽しい。それと同じですね。
  • 野安の電子遊戯博物館:昔のゲームが売ってない

    仕事柄、ときおり量販店をチェックしています。 すると、ふと「あ、あのソフトを買ってみようかな」と思い立ったりするわけです。発売されたときに忙しかったりして、そのまま買いそびれていたソフトです。 でも、そういうのって、店頭になかったりする。 いまなおゲーム機が売れていて、つまり新規ユーザーが増え続けているのに、ほんの1~2年前に発売された佳作が店頭にないというのは、なんとも困ったものだなぁ、と思ったりしている昨今です。 たぶん、これって流通の問題。 書籍って、けっこう古いでも、文庫と言う形になって屋に置かれています。なんでこんなことが可能かというと、書籍は委託販売されるものだからです(注:厳密には違うけど、細かくなるので説明はパスします)。 カンタンにいうと、屋は「を置いているだけ」であり、売れなかった場合は出版社に返品できるんですね。だから、そこそこマイナーな

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    rig 2009/01/23
    せっかく「ひとつのソフトが長く売れ続ける市場」になっているのに、肝心のソフトが店頭にないというのは、よくないですよ。
  • 野安の電子遊戯博物館:地味な商品をアピールするために

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    rig 2009/01/15
    いまなおゲーム機は売れ続けている。つまり新規ユーザーが増え続けている。新作だけを紹介するのではなく、ことあるごとに「これにも注目するといいですよ」と古いソフトをアピールするのはきわめて理にかなった行為
  • 野安の電子遊戯博物館:2009年の展望(1)

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    rig 2009/01/12
    何年もかけて、「従来のファン以外のところ」へ、着々とブランドを広めてきた。つねに新しい畑を耕して続けてきたわけですね。
  • 野安の電子遊戯博物館:ユーザーが求める「豊かさ」(前編)

    ここ2~3年で、主従は逆転しました。 かつては、据え置きゲーム機で出るソフトが「編」で、携帯ゲーム機で出るソフトが「番外編」と認識されることが多かった。シリーズ物っぽくいうと、据え置き機がナンバリングタイトルで、携帯ゲーム機がそれ以外のタイトル、ということです。 ・一般ユーザーは、据え置き機のソフトを買う。 ・それだけでは物足りない人、わざわざ外出先でも遊びたいような人が、さらに携帯ゲーム機のソフトを買う。 といった位置づけだったんですね。低年齢層のユーザーにとっては、昔から携帯ゲーム機こそがメインマシンだったりしますが、これはあくまでも「幅広い年齢層に愛されているシリーズ」の話として書いてます。 この主従が逆転しました。 ・一般ユーザーは、携帯ゲーム機のソフトを買う。 ・それだけでは物足りない人、わざわざ大画面でも遊びたいような人が、さらに据え置きゲーム機のソ

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    rig 2008/11/21
    凄い画質のゲームを遊べるのは据え置きゲーム機だけだ! そういったゲーム機こそ売れるべきなのだ! といった意見は、大衆には届かない。
  • 野安の電子遊戯博物館:「任天堂カンファレンス2008.秋」まとめ

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    rig 2008/10/10
    Wii→リビングにいることが、ゲームになる/DSi→街を歩くことが、ゲームになる/ここから3~5年くらいかけて、ゆっくりと変化させていくのだと推測します
  • 野安の電子遊戯博物館:これまでの常識を疑ってみる(2)

    かつて人気だったゲームの最新作が出る! という情報は、そのゲーム機の趨勢には、あまり影響がなくなっていると思うのです。 あのゲームの新作が出るんだから、このゲーム機が勝つよね! ――といった「空気」は、ここ1~2年で、猛烈に薄れていったような気がするからです。 わかりやすく、いいましょう。 「ファイナルファンタジー13」が出れば、PS3は売れるよ! という意見は、いまや、あまり共感できないものになりつつある、ということです。 逆にしてみてもいい。「ファイナルファンタジー13」が出れば、Wiiに勢いが出るよ! という意見があったとしても、いやまあ勢いは出るかもしれないけど、発売されても発売されなくても、さほど関係ないんじゃないかなぁ……くらいに思われているような気がするんです。 人気ソフトの続編が出れば、それがハードの人気を一気に牽引するはずだ! といった未来像を信じてい

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    rig 2007/08/12
    わかりやすく、いいましょう。「ファイナルファンタジー13」が出れば、PS3は売れるよ! という意見は、いまや、あまり共感できないものになりつつある、ということです。
  • 野安の電子遊戯博物館:タッチペンで遊べる「ゼルダ」

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    rig 2007/06/28
    「誰でも、両手でボタンを操作できるはず」という前提でゲームを作るのは、じつは「初心者の切り捨て」にほかならないんですね。
  • 野安の電子遊戯博物館:ゲームらしいゲーム(3)

    ゲーム雑誌などで、ゲーム記事を担当する人は、何時間もゲームをプレイします。5時間、10時間、20時間と、ぶっ続けてプレイすることもあります。 はっきり言っておきましょう。これが、ゲームライターと呼ばれる人たちの、最大の欠点です。 ゲームを連続して長時間プレイするため、どうしても「長くプレイしたときに面白くなるゲーム」を高く評価してしまうのですね。 ・30分くらいプレイすると、なんだか飽きてくる。 ・でも、ふとプレイしたくなってくる。 ・そうしているうちに、毎日プレイするのが習慣になっていく というゲームには、正統な評価を下すことが出来ません。30分くらいプレイして「飽きてきた」時点で、「すぐに飽きてしまうゲーム」というマイナス評価を下すことになるからです。ゲーム雑誌が「Wii Sports」や「脳トレ」を低く評価しがちなのは、そのためなんですよ。 最大の問題は、そう

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    rig 2007/04/22
    ゲームを連続して長時間プレイするため、どうしても「長くプレイしたときに面白くなるゲーム」を高く評価してしまう/最大の問題は、そういう評価基準が、もはや時代に合っていないということ
  • 野安の電子遊戯博物館:ゲームらしいゲーム

    という言葉があります。 昨今は「ゲームらしくないゲーム」が増えてきているけれど、それじゃあマズイ。ちゃんと「ゲームらしいゲームも作らなければ!」という文脈で使われることの多い言葉ですね。 言っている意味は、ものすごーく理解できるんですよ。 コンピュータ技術の進歩は猛烈に速い。最新の技術をつねに習得しておかないと、いざ「技術力を活かしたゲーム」が主流になったとき、時代についていけなくなる。作り手側には、そういう危機感が、つねにある。 とはいえ、会社を経営する側にしてみると、「いま売れるモノを作らなければ会社がヤバイ」という危機感がある。これが激突した結果として、「ゲームらしいゲームが必要だ」という叫びが、世の中に聞こえてきているのでしょう。 そんな事情を踏まえた上で宣言しておきます。個人的には、「ゲームらしいゲーム」という言葉を使う人を、あまり信用していません。 「最新技

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    rig 2007/04/17
    「ゲームらしいゲーム」の必要性を強く叫んでいる人たちは、みんな「モニターを1人で占有するタイプのゲーム」こそが「ゲームらしいゲーム」だと叫んでいるような気がしてなりません。
  • 野安の電子遊戯博物館:グラフィックの評価

    「このゲーム、グラフィックが綺麗なんですよ!」 というキャッチフレーズは、4~5年前までなら、むしろゲームに夢中じゃない人に向けたアピールになっていたと思います。 グラフィックに力が入っているゲームは、だからこそ「初心者でも楽しめそう」という匂いを出していたといいますか。 そしてゲームに詳しい人は、むしろ「ゲームの面白さは、グラフィックだけじゃわかんないんだよ」というスタンスに立っていることが多かったような気がします。 でも、いつのまにか、それが逆転していますよね。 いま、凄いグラフィックのゲームを見ると、あまりゲームに夢中じゃない人たちは、「これって、たぶん上級者用のゲームだよね」と感じるようになっている。  むしろ「グラフィックが凄い」と、そのゲームから「初心者お断り」の匂いを感じてしまい、初心者から敬遠されるようになっている。そんな傾向が出ていると思うのです。

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    rig 2007/02/11
    「このグラフィックの凄さがわかんないなんて、もったいないなぁ」と、テレビなどの再生機器にお金をかけている「ゲームに詳しい人」たちが、口にするようになっているような気がします。
  • 野安の電子遊戯博物館:ゲームに費やせる時間

    プレイ時間は40時間を突破。もうすぐ「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」(任天堂/Wii)が終わりそうです。 凄いゲームです。中身の濃さが尋常ではない。ゲームの隅々までアイディアに満ち溢れていて、まったく飽きることがありません。ぐいぐいと引きずり込まれていきました。 しかし、だからこそ、思うのです。 これって、「凄いゲーム」すぎるがゆえに、かえって売れないんだろうなぁ――と。 だって、40時間にもわたる濃い密度のゲーム体験を求めるほど、現在のゲームユーザーには時間がないですよ。 仕事があります。家事もしなくちゃならない。週末には家族と過ごす時間も必要でしょう。ゲーム以外の趣味に費やす時間もほしいところです。となると、数10時間にわたって、ゲームに没頭する余裕は、そうそうとれません。 週に3~4時間のプレイ時間が確保できたとしても、クリアまで10週間かかる。これはヘビ

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    rig 2007/02/03
    じっくり楽しめる大作を作るということは、「じっくりと楽しめる時間のあるユーザーだけを相手にする」ということだから、もともと小さいマーケットを狙っているということ
  • 野安の電子遊戯博物館:スペースワールド1週間前

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    rig 2006/10/27
    年齢を問わず、「Wiiを実際に体験した人」は、みんなWiiの優勢だと判断しちゃうんですよね。全員ではないですが…なんというか、これは「面白いから、お前もやってみろよ」と言いたくなるゲーム機なんですよ。
  • 野安の電子遊戯博物館:東京ゲームショウになかったもの

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    rig 2006/10/01
    11月11日に発売されるゲーム機のソフトの価格が、9月24日の段階で「未定のまま」というのは、きわめて異例でしょう。これ、小売店がすごく困るのでは?
  • 野安の電子遊戯博物館:E3報道の読み方(3)

    今年のE3に関する報道は、きわめて面白いものでした。 このような展示会では、たとえ「来場者の注目度の差」があっても、それらの事実が報じられることが、ほとんどないのが通例なのです。 たとえば、かつてニンテンドーDSがE3に出展されたとき、そこには長蛇の列ができ、圧倒的な熱気に包まれました。現地で取材していた人に聞くと、みんな「すげぇ面白いマシン。注目度も凄い。絶対に売れますよ!」と口をそろえたものです。 だけど当時には、そのような現場の空気は、ほとんど報道されなかったのですね。 なんで、そういう報道がなかったのでしょう? ネットによくある陰謀論的な視点からすると、「どうせ某社の圧力だろw」みたいに言われたりしますか、そんなことはありません(笑)。これは単純に、報道というシステム上の問題なんです。 わかりやすく、ゲーム雑誌で説明しましょう。これらの雑誌では、E3開催前から、何を

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    rig 2006/08/07
    初めてニンテンドーDSをプレイし、その斬新さに「こりゃ面白ぇ!」と感じたときでさえ、その感情をセーブし、差をつけた記事を書かなかった取材陣も、Wiiに対する熱狂については、書くことを止めなかった
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