ウクライナ情勢を巡る経済制裁などの影響で、通貨ルーブルの下落が続くなか、ロシアの中央銀行は、ルーブル相場の変動幅を設定して市場介入を繰り返すこれまでの仕組みを廃止し、市場で相場が決まる変動相場制へ移行することを決めました。 これは、ロシアの中央銀行が10日発表したものです。 これまで、ロシアの中央銀行は、ドルとユーロを組み合わせてルーブル相場の変動幅を設定し、これに基づいて市場介入を行い、相場の急激な乱高下を抑えようとしてきました。 しかし、ウクライナ情勢を巡る欧米による経済制裁や、ロシアの輸出の主力である原油価格の値下がりの影響で、ルーブルはドルに対し、この1か月だけで14%下落し、連日最安値を更新していました。 また、ルーブルの下落を食い止めるために行う市場介入の原資となるロシアの外貨準備高も、ことし初めと比べおよそ800億ドル減少し、投機的なルーブル売りが続いていました。 このため、
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