ブックマーク / yosinote.hatenablog.com (28)

  • 2013年に観た映画をすべてふりかえる(前編:1〜30) - うろおぼえ日常

    昨年観た映画、ふりかえってみます。印象に残った、自分の心に刺さった、そして大好きだと思った順で今日はとりあえず30。まずどれも甲乙つけがたく大好きな1〜15。 1、毒戦 掛け値なしにおもしろい!アジアン映画祭オープニング上映で観ました。ルイス・クーとスン・ホンレイの存在感と顔芸、大陸のロケーション、いつものトー組俳優たちの安定感、スリリングな銃撃戦やアクションに大満足!観終えてなお興奮、いまも予告を観るだけでわくわくします。映画祭でトー監督の登壇もあって、より印象深い鑑賞体験となったような気がします。 2、GF*BF こちらもアジアン映画祭にて。台湾のキラキラとした青春映画の切なさ、美しさ、苦さの結晶のようでした。とにかく美しくせつない。グイ・ルンメイがすばらしい。観ながら、観終えてそして今も大好きだと感じています。 3、わたしはロランス 年末にかけこみで観ました。トランスセクシュアルの

    2013年に観た映画をすべてふりかえる(前編:1〜30) - うろおぼえ日常
  • 2012年に観た映画をふりかえる:その3(旧作再上映ほか) - うろおぼえ日常

    ※旧作ふりかえりイメージキャラクターのパプリカちゃんです。 昨年、新作以外に観たものふりかえってみます。 【旧作再上映】順不同 1、こわれゆく女:カサヴェテス特集上映。すばらしい!ピーター・フォークもジーナ・ローランズも最高。 2、ラブ・ストリームス:カサヴェテス特集上映。これもよかったです。 3、バタリアン:カナザワ映画祭。爆音上映。おもしろかった。 4、異常性欲アニタ:カナザワ映画祭。なんといっても若いスカルスガルドが観られてうれしかった。 5、ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ:カナザワ映画祭。おもしろかった! 6、愛の嵐:カナザワ映画祭。これもよかった。 7、露出:カナザワ映画祭。ほとんど寝てしまった。 8、パプリカ:塚口サンサンシアターにて。めっちゃおもしろかった。 9、バットマン・ビギンズ:なんばパークスシネマにて。最後のアクションシーン、当になにやってんのかわからぬ 10、ダ

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  • 2012年に観た新作映画を全部ふりかえる:その2(極私的全ランキング) - うろおぼえ日常

    すべてベスト10扱いとしたいベスト30は先日の日記にまとめました。 ↓ http://d.hatena.ne.jp/yosinote/20121227 先日の日記を書くためにベスト30の各作品の画像を集めたのですが、楽しい作業だったな。各作品についていくつか出てくる画像のなかでもお気に入りのを貼ってみたのですが、いかがでしょうか? ベスト30まで再掲いたします。 1 サニー 永遠の仲間たち 16 ルルドの泉で 2 As Luck Would Have It 17 ミラノ、愛に生きる 3 ファミリー・ツリー 18 ミヒャエル 4 高海抜の恋 19 少年は残酷な弓を射る 5 桐島、部活やめるってよ 20 シスター 6 ヤング≒アダルト 21 気狂いピエロの決闘 7 007/スカイフォール 22 捜査官X 8 私が、生きる肌 23 トガニ 幼き瞳の告発 9 孤島の王 24 盗聴犯〜死のインサイダ

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  • 2012年に観た映画をふりかえる:その1(1〜30位) - うろおぼえ日常

    暮れゆきます2012年。去年に引き続き全作品をふりかえってみますが、あまりに長い記事になりそうなので、とりあえずベスト30まで。ベスト上位30はほぼベスト10扱いです。どれもこれもおもしろかったし、鮮烈だったり、痛かったりしたなぁ、と。それでは参ります。まず1〜10位。 1、サニー 永遠の仲間たち 完璧な作品ではありません。でも心に響いた。キャストも最高ですしベタなお話もいい。それは演出がいいからなんだよな。カメラがくるりと回ると、一挙に学生時代の回想になるシーンの巧みなこと。映画を観ることの至福を感じたのでした。 2、As Luck Would Have It アレックス・デ・ラ・イグレシアの新作をラテンビート映画祭で観られたこと、そしてそれが傑作だったこと…偶然に出会えたことの幸運。まったくの予備知識がなかったこともあって「この作品はどこに連れて行ってくれるんだろう」と息の抜けない2時

    2012年に観た映画をふりかえる:その1(1〜30位) - うろおぼえ日常
  • 『哀しき獣』 - うろおぼえ日常

    これまでも秀作を生み続けてきた韓国バイオレンス映画の系譜に連なるだろう『哀しき獣』は前評判も高く、ずっと楽しみにしてました。 中国に居住する朝鮮族の男、グナムが主人公。韓国へ出稼ぎにいったのだが送金も連絡も途絶えている。ひょっとして:浮気?…イラ立つグナムは借金返済*1のために賭けマージャンをするも負けっぱなし。そんな折、マージャンで同席したミョン社長から借金が帳消しとなる報酬と引き換えの替え玉殺人を持ちかけられ、グナムはそれを請け負う。ミョン社長の手ほどきで韓国に密入国し、殺人の準備を行うとともに、失踪したを探しはじめるのだが、帰国の便のタイムリミットが迫る… 韓国に着いたグナムは繁華街にあるキム・スンヒョン(殺人のターゲット)の自宅に出かけます。現場を下見をし、ファミマでインスタントラーメンをすすり、ターゲットの行動を研究し、露店で安いデジタル時計を買い、殺人シミュレーションをす

    『哀しき獣』 - うろおぼえ日常
  • 2011年に観た映画をふりかえるベスト20くらいまで&極私的全ランキング - うろおぼえ日常

    2011年、細々ながらも1年間日記を続けられたらいいな、継続は力になるかな、と思いつつ書いてきましたが、なんとか1年完走できました。今年は環境的にも時間的にも気分的にも余裕を持てる状態だったので、映画館に行けるだけ行ってやろう、と決めていそいそと出かけた1年でした。…ということで、今年観た全新作の極私的ランキングをつけてみました。トップ20くらいは変わらないと思うけど、それ以下はランキング用に入力したエクセルのシートを見るたびに順位の入れ替えをしている状態でして、一挙に30ランクアップ!15ランクダウン!とか…つまりほぼ順不同のような感じ。トップ100くらいでも全然好きな作品があるしなぁ。ハズレ作品には当たりたくないので、評判を聞いて避けたものもあるのでそんなガックリきたものはないのです。というわけで2011年12月30日現在の気分でのランキングです。午前十時の映画祭などの旧作の再上映は除

    2011年に観た映画をふりかえるベスト20くらいまで&極私的全ランキング - うろおぼえ日常
  • 病を得た後の人生『50/50フィフティ・フィフティ』 - うろおぼえ日常

    マジメで健康に留意し、車の運転は危険だからと免許すら取らないほどリスクを避けて生きてきた27歳の青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が、ある日名前を覚えるのも一苦労するような病にかかったと宣告される。平たく言えばガン。医師はコンプライアンスの関係か、患者の眼を見ることもなくつらつらと告知している言葉を録音している。彼は医師で、病の宣告も仕事=彼の日常だからまるで日常の一コマのように“こなしてる”感じ。でも告知を受ける側にとっては非日常、というか“自分”という個の実存が揺さぶられる事実の宣告。誰だって、生まれてきたのははじめてで、人生で経験することはすべて初めてで、当然、死ぬこともはじめて。生あるうちに行うことは、2度3度と繰り返す、あるいは毎日繰り返すことだってあるけど、死だけはすべての人に訪れるのに一回こっきりで、しかもそれぞれの個の数だけ違ったバリエーションでその有りようが存在

    病を得た後の人生『50/50フィフティ・フィフティ』 - うろおぼえ日常
  • 『ラブ・アゲイン』を観たよ - うろおぼえ日常

    “中年の危機”を迎えた夫婦がその危機を乗り越えるというのが軸になったドタバタのラブコメなので、そういう意味では邦題どおり“ラブ・アゲイン”でも間違ってないのですが、内容からすると、原題の『Crazy,Stupid,Love』がしっくりくる佳品でしたよ。loveのためにcrazyになったりstupidだったりするのは男も女もおなじ、ということで、そんなふうな傍から見てたらおかしな人々がいろいろ出てまいります。 一番おかしなヤツはスティーヴ・カレル演じる主人公キャルの13歳の息子でしたね。4歳年上のベビーシッターの女の子に恋をしてしまい、「ソウルメイト」を連発し求愛。運命論者ゆえに一途で思い込みが激しい…冒頭で彼がひとりで部屋でゴソゴソしてるのを彼女に見られてしまった後、「あの、あんなことする時いつも君のこと考えてるんだ」と彼女に直接言っちゃうんだから、ちょっと…いやだいぶイタイ。そりゃベビー

    『ラブ・アゲイン』を観たよ - うろおぼえ日常
    rino5150
    rino5150 2011/11/25
    "原題の『Crazy,Stupid,Love』がしっくりくる佳品"
  • 『コンテイジョン』 - うろおぼえ日常

    今作の淡々と地味にストーリーが進んでいく感じはリアリティたっぷりで、その説得力ある語り口が、人の脳内にある思考の種をインセプションする力のある映画だと思いました。どんな思考の種をインセプトするのかというと、目に見えないウイルスの伝播/感染力の脅威がいかにおそろしいか、ということ。近年のSARS、豚インフル、鳥インフル等で蓄積されてきたウイルスに関する自分たちがぼんやり持っている知識と、劇中で繰り広げられる“現実に新種の強毒性ウイルスが発生した場合の感染の最悪のシナリオ”が結びついて、他人事でない身に迫る恐ろしさを覚えたのでした。これまでニュースなどで大騒ぎになってるのを見ても実感は湧かず「気をつけなきゃな」程度のことを思うくらい。しかし今作ではウイルスがどのような経路や媒介物で広がっていくのかを執拗に描いていく:ゴホゴホと咳をする男が、口元を押さえた手でバスの車内の棒につかまり、支えにし、

    『コンテイジョン』 - うろおぼえ日常
  • 『ミッション:8ミニッツ』 - うろおぼえ日常

    公開二日目に観に行ったのですが劇場はガラガラ…神戸の中心地からちょっと外れたシネコンの朝イチはこんなものかな、とちょっと残念に思いつつ、いざ鑑賞です。ネタバレ回避はムリなので、それもこれもコミで思い返しつつ書いてみる。 シカゴ郊外で起こった列車爆破テロにより多大なる犠牲者が発生する。続いて更に大規模な爆弾を今度はシカゴ市街に仕掛ける旨の犯行予告があった…限られた時間内で犯人をつきとめ犯行を阻止しなければならない。列車に爆弾を仕掛けた者はその列車に乗っていたはずなのだから、爆破直前の列車内の時空間を再現しそこに潜り込めば犯人は突き留められるはず。そんなありえないようなことを可能にするのがソースコード。なんかよくわからないけど人間の死の直前の記憶8分間は死しても残ってるらしく?それをプログラムで再現とな。いわばマトリックス世界みたいなの?(ちがうか)でもそのソースコードによる仮想再現空間に潜り

    『ミッション:8ミニッツ』 - うろおぼえ日常
  • 『意外/アクシデント』 - うろおぼえ日常

    ルイス・クー率いる殺し屋チームのお話なのですが、その殺しの手法が一風変わっていて、事故死にみせかけるように殺す、というものなのです。予備知識ほぼゼロの状態で観に行ったので、「おぉ!」とまさに意外な感じでその仕事っぷりに引き込まれました。ピタゴラスイッチ的な現実にはありえなさそうな連鎖の末に死に至る…つまり犯罪性を認められないように綿密に計算したうえでミッション遂行をするわけです。このチームに依頼すると相場より高そうだな。 しかしこんな仕事をしていると、あらゆる偶然に見えるものもすべて必然である、という思考のクセがついてしまうこともありましょう。それはいわば狂いの第一歩なんだろうか。脳の片隅に“すべての事柄は必然だ”という思考のタネが植えつけられると、すべての理由/原因には何者かの意志がある、ということになる。つまりそれは陰謀論。その原因などが宇宙人だったり、電波だったりすると完全に狂人扱い

    『意外/アクシデント』 - うろおぼえ日常
    rino5150
    rino5150 2011/10/25
    まさかのダサ眼鏡推し!
  • ブラッドリー・クーパー主演『リミットレス』 - うろおぼえ日常

    『ハングオーバー!』公開以来、“男前”といえばブラッドリー・クーパーというのは定説ですよね。ということで、その男前っぷりを堪能する映画だろうと予想しつつ観に出かけましたよ。 よれよれしてだらしない男エディはようやっと出版契約も結んだ小説家志望だが、小説の執筆が上手くいかずつい飲んだくれ、書けないという悪循環ループ。そんな彼を恋人*1も見放して、別れを告げられてしまう。そんな矢先、分かれたの弟とばったり出会い、ついてない状況から脱することが可能になるドラッグを一錠もらうのであった。そのドラッグ(その名もNZT48…!)は普段は脳の20%しか使ってないが、そのリミッターを外して全能力を使えるようにする効用があるという。ドラッグの効用を実感したエディはex義弟の元を訪れ更にたくさんの錠剤をもらおうとするが、彼は何者かに殺害されてしまっていた。ヤバいドラッグだということはわかったエディだが、一度

    ブラッドリー・クーパー主演『リミットレス』 - うろおぼえ日常
  • 愛おしくて多幸感あふれるラブコメ『ステイ・フレンズ』 - うろおぼえ日常

    ジャスティン・ティンバーレイクとミラ・クニス主演のこの映画。予告を観るかぎり、よくあるタイプのラブコメで、ミラ版『抱きたいカンケイ』 *1 なのかな、と思ってました。なぜなら予告はあまりにもありきたりな描写の切り取りだったものな。体の関係だけと割り切って付き合ってたつもりがいつの間にか…みたいなアレか、という感じ。たしかにお話の軸はそのとおりなんだけれども、今作はありがちなプロットながら、そのディテールやキャラのキュートさゆえに愛おしくてたまらなくなる作品だったのです。 冒頭の“出会う前の二人”の並列して進行するテンポのよいシークエンスでそれぞれのキャラがうまく描かれていて、観客はこの二人がどんな性格なのかなんとなく分かるようになっています。ミーハーで自己中な彼女(エマ・ストーン)と付き合っていたディラン(ティンバーレイク)とザッカーバーグばりのギークぽい彼氏と付き合っていたジェイミー(ミ

    愛おしくて多幸感あふれるラブコメ『ステイ・フレンズ』 - うろおぼえ日常
    rino5150
    rino5150 2011/10/16
    脇役キャラや劇中映画を含めてイイ映画!
  • 立ち上がれ、猿『猿の惑星 創世記』 - うろおぼえ日常

    旧シリーズは超有名な第1作目しか観たことはなかったのですが、特に予習もせず観に行きました『Rise of the Planet of the Apes』こと『猿の惑星 創世記』(やっぱり原題のがかっこいいな)。どうして『猿の惑星』状態になってしまったのか、というその起源を描くこの物語。観客はどういうゴールに向かうかは分かってますし、シーザーが出てきた瞬間から彼が猿軍団のリーダー的な存在になるんだろうな、と分かってしまう。や、だからこそ、如何にして猿が人間より勝った存在となり、地球を制覇するのか?というストーリーの“如何にして”の部分の描写に全力を傾注することができるのだな。あらすじ部分は観る側にも大体共有されている予備知識があるから、スタートラインで既にある種のアドバンテージもらってるわけで。その利点を生かして脚を練り上げてあったし、映像的にもかなりすごいクオリティの作品になってましたね

    立ち上がれ、猿『猿の惑星 創世記』 - うろおぼえ日常
  • 精神病患者というレッテルを捨てよ、社会へ出よう『人生、ここにあり!』 - うろおぼえ日常

    イタリアではパザリア法という法律が'78年に施行され、これにより基的に精神科病院を廃絶し、精神病患者たちも地域において生きていくことになった。この映画は、その法律の施行により病院を出て、社会において生きねばならなくなった患者たちに関する事実を基につくられたそうです。近代の成立にともなって精神医療は確立され、結局それは精神障害や精神病患者を“科学的”に定義づけ、分類し、隔離するあゆみでもあったはずですよね。それに一見逆行(?)するようなことがイタリアで行われていたことをこの映画で初めて知りました。さぁ、映画の中において、病院を出た彼らは社会参加し、生活をしていけるんでしょうか… 結局彼らは行き場がなくて、病院付属の「協同組合」で、公から斡旋されたDMの封筒詰めと糊づけ、切手貼りを退屈そうにやっているのですが、それすら満足にできていない*1。そこに現れたのは、労働組合において市場原理を持ち込

    精神病患者というレッテルを捨てよ、社会へ出よう『人生、ここにあり!』 - うろおぼえ日常
    rino5150
    rino5150 2011/09/17
    "不完全な世界に生きているから、喜怒哀楽悲喜こもごもでドラマが生まれる"
  • 『未来を生きる君たちへ』 - うろおぼえ日常

    原題は『復讐』、英題『In A Better World』こと『未来を生きる君たちへ』を観ました。原題はストレート直球。英題は内容に関するちょっと捻った解釈がはいっている。日語タイトルは英題をさらに限定的に解釈してちょっとセンチメンタルにしたような感じ。でも日で興業をうつなら、情に訴えるような、こういう感じがいいのかな。いじめられっこの少年エリアスと母を失った少年クリスチャンの交流、そして少年らそれぞれの家庭にまつわる物語なのですが、物語の核をなすのは原題のとおり「やられたらやり返すことの是非」はたまた「相手を赦すことについて」という問いでした。でも、この類の問いに理想的/模範的解答はあると思う。理想は≪右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出しなさい≫だと思うし、あらゆる映画でもさんざん復讐の無意味さや不毛さを描いてきた。ただ、アタマではわかってるけど、人間の感情はそんなに簡単に割り切れな

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  • 『ピラニア3D』を観たよ - うろおぼえ日常

    (一部で)話題騒然だった『ピラニア3D』。まさかの日での劇場公開が決定!ということで初日に観に行ってきましたよ。クリップ型3Dメガネを持参してド真ん中のいい席で鑑賞です(何なんだこの気合いの入れようは、と我ながらちょっと思った)。客入りは予想以上でかなり席が埋まっていました。なかなかいい感じです。大勢で観たほうが楽しそうだよねぇ、と思っていたので。 湖底が割れてその下にあった太古の湖から太古の凶暴なピラニアがわーっと出てきて、人がかぷかぷ噛まれて、血が出まくって、肉われまくって骨になったりしはじめる。だが、湖では濡れ透けTシャツコンテストが開催されるため、おっぱいやら尻やらを揺らしまくってるお姉ちゃんと、彼女らに群がる男どもがたまたま大量にいたのです。ピラニアさんたちの獲物はたんまりあるから、かぷかぷ噛み付きまくって、切り株につぐ切り株のさらなる大量生産がおこなわれ、湖も赤く染まるわけ

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  • 『この愛のために撃て』 - うろおぼえ日常

    劇場予告を観て気になっていたので、映画館に足を運んでみました。 舞台はパリ。看護助手のサミュエルは出産間近のナディアとつましいながらもしあわせいっぱい暮らしていたが、彼の勤める病院に、何者かに銃撃された上、交通事故にあった身元不明の男(後に指名手配犯サルテと判明)が運び込まれたことで、思いもかけないトラブルに巻き込まれていく。何者かがナディアを誘拐し、彼女の命と引き換えに、警察の監視下にあるその男サルテを病院外に運び出すようサミュエルを脅迫してきたのだ。警察へ連絡することも許されず、3時間のタイムリミットを設定されたサミュエルはを救うために走りはじめる。 起こっている主な出来事自体がおそらく1日ちょいのことだと思うので、映画として85分の尺にまとめて、次々とアクションを畳み掛けてくる構成で正解だったな、と思います。ちょっと踏み込んで書くとすぐネタバレになるので(普段はネタバレを気にせず

    『この愛のために撃て』 - うろおぼえ日常
    rino5150
    rino5150 2011/08/17
    "クマとジャガーのでこぼこコンビ"
  • 『水曜日のエミリア』 - うろおぼえ日常

    原題『Love And Other Impossible Pursuits』こと『水曜日のエミリア』を観に行きました。 NYで弁護士をしているエミリアは職場の上司ジャックと不倫のすえ、妊娠する。ジャックは冷え切った関係になっていた離婚し、エミリアと結婚する。彼には前との間に男の子ウィリアムがおり、ウィリアムは母親の家と父親の家を行き来していた。エミリアは無事女児を出産しイサベルと名付けるのだが、イサベルは生後わずか3日で亡くなってしまう。喪失のかなしみからまだ抜け出せないでいるエミリア。ウィリアムとの関係もどうもうまくいかないのだった… このお話は、喪失と再生の物語で、よくあるフレーム、といえばそうですね。再生のカギが何か、というのが物語上の重要なポイントになると思います。この映画の場合はカギは何なのかな。宣伝でみるかぎりウィリアムみたいだけど、果たしてそうなのか… ナタリーは、生真

    『水曜日のエミリア』 - うろおぼえ日常
  • アメリカで生まれた2番目のこどもは最初の子を超えられるのか『モールス』 - うろおぼえ日常

    『ぼくのエリ 200歳の少女』(以下『エリ』)は原題『LET THE RIGHT ONE IN』といい、スウェーデンのストックホルムを舞台に、その美しいロケーション、画、不思議な少女エリといじめられっこオスカーとの繊細で幼くて切ない恋のような感情の交流、キャストの素晴らしいドはまり具合、そしてヴァンパイアものの定番ルールをきっちり押さえた物語も優れていて、とても印象的な映画でした。その『エリ』の原作は『MORSE -モールス-』という小説*1なのですが、同じ小説を原作とするハリウッドリメイクが決定、しかも『キックアス』のヒットガール役で一躍人気者となった美少女クロエちゃんがエリの役(『モールス』では役名“アビー”)出演!ということで楽しみにしていました。その一方で、『エリ』を観るかぎりスウェーデンというロケーションが非常に重要な要素と思われたので、アメリカに舞台を移してハリウッド的にやられ

    アメリカで生まれた2番目のこどもは最初の子を超えられるのか『モールス』 - うろおぼえ日常