〈佐村河内さんがどのような心中で自身を「偽って」いたのか-。質問は、新垣氏から見た佐村河内さんの「内面」に入り込んでいく〉 --佐村河内さんは、具体的にどう作曲に関わっていたのか 新垣氏「私が音楽の断片のようなものをいくつか提示し、譜面を書き、ピアノに録音する。それを彼が聞き、彼がいくつか選んだ断片をもとに、あとは私が作曲、全体を構成する-というプロセスでした」 --譜面上のやりとりではなく、実際にピアノを聞かせて、やりとりがあった 新垣氏「はい」 --障害者手帳は、詐取しているということなのか 新垣氏「私は彼と普通のやり取りをしていました」 --障害者ではないと 新垣氏「そう思います。それは違うのではないかと思います」 --であれば、佐村河内さんはなぜそういうことをしていた。本人の口からはどういう説明があったのか 新垣氏「最初は私に対しても、耳が悪い状況である、ということを示していたので