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ブックマーク / www.i-manabi.jp (1)

  • データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム

    三 浄土教の布教 浄土教は、中国唐代浄土教の師善導の影響を強く受けて、わが国で浄土宗として成立して以来、日的仏教として発展したものである。しかも、初めは死後の極楽世界を美しく描いて、荘厳な極楽往生を願う貴族の観想的な仏教であったが、平安時代末期以後、特に中世に入って、末世の苦悩をのがれ、阿弥陀仏にすがろうとする庶民の仏教へと展開した。そのためもあって、浄土教の受容を平安末期以後のことと考えがちであるけれども、阿弥陀仏とその依拠である浄土三部経(大無量寿経・観無量寿経・阿弥陀経)は、仏教伝来の初期からわが国に入っていた。 阿弥陀如来 無量光仏・無量寿仏、無量覚者の意で、その愛は無限である。十劫の昔、王位を捨てて仏門に入った法蔵比丘は、四八願を発し、衆生と共に成仏せんことを願って(第一八願)功徳を積み、願行成就して阿弥陀仏になった。したがって、浄土宗(特に西山派)では、法蔵菩薩と衆生の同時成

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