東日本大震災で被災した日本中央競馬会(JRA)の福島競馬が7日に再開され、約1年5か月ぶりにレースが行われた。 観客席が壊れるなどの被害を受けて昨年は一度もレースを行えなかったが、JRAが約42億円をかけて行った改修工事が先月に完了。一昨年の11月以来となる競馬開催にこぎ着けた。 久々のレースを待ち望むファンが早い時間から並び、第1レース約1時間前の8時45分の開門時には1557人が列を作った。気温は3・8度で冷たい風が吹きつけたが、熱心なファンがゴール前に多数集まり、寒さを吹き飛ばす熱い声援を送った。