出生数に水増し疑惑=北京大教授「18年から人口減」-中国 2019年10月28日07時45分 【北京時事】中国の名門大、北京大の蘇剣教授はこのほど行った講演で、中国の出生数データは水増しされており、総人口は2018年に減少に転じた可能性があると指摘した。中国では国内総生産(GDP)統計でも地方政府の水増しが相次いで発覚したが、人口統計の不正は各分野の将来予測に大きな影響を与えかねない。 中国紙・21世紀経済報道(電子版)によると、今月20日に北京で開かれたマクロ経済情勢分析会で蘇教授は「中国の人口データは信頼できない」と明言した。18年の出生数は国家統計局発表の1523万人に対し、国家衛生健康委員会の年鑑では1362万人と161万人の誤差。重慶市では19年1~5月に6万8000人余りだった出生数が、1~6月には14万人近くに急増する不可解なデータも公表されたという。 さらに、統計局データで