カメキチの目 最近、『家事の政治学』(題名を聞くだけではかたそうな本)を読みました。 かたそうでも、書名に惹かれた。 本との出あいも偶然で(どなたかの紹介でも「偶然」)おもしろい。 読みたくて借りた本ではなく、(図書館の本を検索していて)たまたま目につき、おもしろそうと思い借りました。 これは大当たりだった。読んでよかったです。 ーーーーーーーーーー 「家政」とは、「家事」を(家庭内にとじ込めず)家庭外のさまざまな社会的な視点からもみた広い表現らしく、定義はいろいろあるようです。 言葉を聞いて、私は中学生だった大昔、一週間に一授業、男子は「技術家庭」女子は「家庭」という授業科目があったことを思いだしました。 (いまの若者には「信じられない」と言われそうだが、昔は公の教育でも「男は外」「女は内」と豆まきみたいなことが通っていた。当時はいくら戦後民主主義教育といっても人々の意識がひとりでには男