女性のキャリアアップ志向が、大都市の割に低調とされる名古屋。一方で、結婚・出産後、生活感覚やママ同士のつながりを生かして“プチ起業”する女性が目立つ。家庭の幸せも仕事の生きがいもと、名古屋の自営ママは輝く生き方を目指す。 8月下旬の金曜の夜。名古屋市千種区のビルの一室にある交流スペース「LDK覚王山」では、華やいだ服装の女性たちが熱っぽく名刺交換していた。いずれも美容や手芸などのフリー講師として起業したママたち。近く催される文化体験イベント出展者の顔合わせで集まった。彼女たちに教室としての場を提供しているLDK覚王山自体が、2歳の息子を持つ支配人、横山幸子さん(37)が「起業」で作った施設だ。 横山さんは東京の外資系企業の営業職だった。名古屋で金融・不動産業を営む夫との結婚で移り住み、会社を辞めた。夫から借り手がない空き物件の活用を相談され、ブックカフェと託児施設、デイサービスなどを併設し
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