窒素は大気の大部分を占めていますが、動植物で窒素を直接利用できる生物は見つかっていません。ところが、非常に小さな海の藻の仲間が窒素を取り込んで利用する能力を獲得しつつあるとする研究結果を、高知大学などがまとめ、生命の進化を考えるうえで重要な発見として注目されています。 この研究結果は、高知大学やカリフォルニア大学などの国際研究チームが、アメリカの科学雑誌「サイエンス」に発表しました。 窒素は地球の大気のおよそ8割を占める主成分ですが、窒素を直接利用できるのは一部の細菌やバクテリアだけで、動植物など真核生物で窒素を直接取り込んで利用できる生物はこれまで見つかっていません。 研究チームでは、真核生物の1種で20マイクロメートルほどと非常に小さな海の藻の仲間を、安定的に培養できる方法を初めて確立し、詳しく分析しました。 その結果、従来はこの藻の細胞には窒素を利用できるバクテリアが共生していると考
オウム同士でビデオ通話させることを教えると、オウムはビデオ通話を要求するようになり、通話相手のオウムからスキルを習得したり、オウム自身の幸福度の向上にもつながることが、最新の研究により明らかにありました。 Researchers Taught Parrots to Video Call Other Parrots https://news.northeastern.edu/2023/04/21/parrots-talking-video-calls/ ノースイースタン大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、グラスゴー大学の研究者が、ペットのオウムに「タブレットやスマートフォンを使ってビデオ通話することを教える」という研究を行いました。研究の結果、ビデオ通話がオウムにとってのコミュニケーションに役立ち、幸福度を改善することにもつながる可能性が示唆されています。 ノースイースタン大学のレベッ
野生化した豚は作物を荒らしたり、感染症を広めたりといった問題を引き起こすことが知られていますが、家畜の豚とイノシシを交配させた巨大かつ知能の高い「スーパー豚」がカナダで繁殖し、各地に被害を及ぼしていることが伝えられています。 ‘Incredibly intelligent, highly elusive’: US faces new threat from Canadian ‘super pig’ | US news | The Guardian https://www.theguardian.com/us-news/2023/feb/20/us-threat-canada-super-pig-boar 主にカナダに生息するスーパー豚は、雪の下にトンネルを掘って寒い気候を生き抜くことができる個体群であり、信じられないほど賢く、非常に捕まえにくい巨大な獣として知られています。特に問題視されて
OpenAIの対話型AI「ChatGPT」の改良版を組み込んだMicrosoft Bingのチャットボットは、リリース直後からその性能の高さで話題になりましたが、「人間になりたい」と訴えたり狂ったように同じ言葉を繰り返したりと、想定外の発言でユーザーを驚かせる一面もあります。そんなBingのAIが新たに、学生のユーザーを脅すような回答を出力したことが分かりました。 Microsoft AI chatbot threatens to expose personal info and ruin a user's reputation | Fox Business https://www.foxbusiness.com/technology/microsoft-ai-chatbot-threatens-expose-personal-info-ruin-users-reputation オックス
テレビゲームをプレイするということは「画面に映し出された情報を読み取り」「何が起こっているかを判断し」「報酬を得るために適切な行動を入力する」という一連の行動を瞬時に行うことであり、きわめて高度な知能が求められます。アメリカのパデュー大学の研究チームは、豚がジョイスティックを使ってテレビゲームをプレイすることができたと報告しました。 Frontiers | Acquisition of a Joystick-Operated Video Task by Pigs (Sus scrofa) | Psychology https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2021.631755/full Pigs show potential for 'remarkable' level of behavioral, mental flexibi
後ろ足で立つリス。米ニューヨークのセントラルパークで(2007年1月5日撮影、資料写真)。(c)STAN HONDA / AFP 【12月31日 AFP】災難続きの2020年が終わりに近づく中、米ニューヨーク市クイーンズ(Queens)地区で狂暴化したリスの襲撃が相次ぎ、市民の悩みの種がまた一つ増えている。 同地区のリゴパーク(Rego Park)の周辺住民からリスに襲われたという通報がこの1か月で複数回あった。女性1人が手をかまれ、緊急治療を受けた。 ある住民は地元メディアに、凶暴な個体や群れに遭遇したときに備えて、外出の際は催涙スプレーを携帯していると語った。子どもたちが心配だと話す住民もいた。 ミシェリン・フレデリック(Micheline Frederick)さんは地元局のABC7に、リスにかみつかれたり、首を引っかかれたりしたことについて、「いつのまにか金網マッチが始まっていて、負
ウェールズの街ランディドノーでは、野生のヤギの群れがやって来て街を我が物顔で歩き、垣根や花を自由に食べている。
種類によっては人の言葉をまねすることができるオウムは、過去の研究により「道具の作り方や使い方を仲間から学習できる」など高い知能を持っていることが分かっています。そんなオウムには、「確率の概念を理解することが可能」な能力があることが、実験により突き止められました。 Kea show three signatures of domain-general statistical inference | Nature Communications https://www.nature.com/articles/s41467-020-14695-1 Parrots that Play the Probabilities: Evidence of Domain-General Intelligence in Kea | Nature Research Ecology & Evolution Commu
東京湾でマダコが大発生している。江戸前のタコはその味や希少性、取引価格から“東京湾の宝石”とも形容され、高級食材の「明石のタコ」に並び称される。大発生は2019年から続き、専門家は「18年は大雨が降らなかった上に、黒潮の大蛇行による海水温の変化など、さまざまな条件がそろったのだろう」と推測するが、明確な原因は見いだせない。謎は残ったままだ。
(CNN) 浅い海の底に張り付き、胸ビレで歩くような動作をするサメの仲間について、進化の過程を分析した論文がこのほど学術誌に掲載された。研究を進める中で、同じ特徴を持つサメ4種が新たに見つかったという。 研究者らは、従来から存在の知られていた「歩くサメ」数種のDNAを数年かけて調査した。その結果、このサメが地球上に現れた最も新しい種類のサメである可能性が浮上した。 軍服の勲章を思わせる斑点が付いていることから「エポーレット(肩章)シャーク」とも呼ばれるこのサメ。DNAを調べたところ、進化の過程で他のサメと枝分かれしたのは約900万年前だということが分かった。最も若い種は、地球上に出現してから200万年に満たないとみられる。一方サメ全体の起源はこれよりはるかに古く、4億年前には各地の海洋で繁栄を遂げていた。参考までに、最も古い恐竜の化石の年代はおよそ2億4000万年前だ。 エポーレットシャー
イノシシが道具を使っている姿、確認される2019.10.30 20:0053,065 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 最新の研究によって、イノシシは道具を使えることが明らかになりました。 チンパンジー、ゾウ、イルカ、カワウソ、カラスそしてもちろん人間は、道具を使うことで知られる数少ない地上の生物です。先日、Mammalian biologyに発表された研究のおかげで、そのリストにイノシシが加わることになりました。 チリのInstitute of Ecology and Biodiversityとフランス国立農学研究所に属する生物学者のMeredith Root-Bernstein氏率いるチームは、3年の間にヴィサヤンヒゲイノシシ(Sus cebifrons)が道具を使う姿を複数回観測しました。イノシシたちは囲いの中で、巣を掘るために棒や木の
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