天皇、皇后両陛下が1年前に、皇居・東御苑内の池に放流したヒレナガニシキゴイがほぼ全滅していたことが分かり、飼育をしている埼玉県農林総合研究センター水産研究所が8日、15匹を追加放流した。宮内庁によると、池に飛来したカワウがのみ込んだとみられる。昨年11月9日に両陛下と埼玉県の上田清司知事が体長15センチほどの5品種、計50匹を放流したが、カワウが池に来るようになり、コイをのみ込んでいるのを宮内庁職員が目撃した。両陛下も週末の朝などに散策する際、池周辺を通ることもあり、コイがいなくなっているのに気付いたという。 [2013年11月9日8時54分 紙面から]