GIGAスクール構想スタートのちょうど1年前の2020年度、著作権とICT(情報通信技術)活用めぐる新たな制度が始まりました。著作権に詳しい先生ならご存じかもしれませんが、「授業目的公衆送信補償金制度」と呼ばれるものです。どんな制度で、これまでと何が変わったのでしょうか。制度の内容や、著作権とICT活用教育の関わりについて調べてみました。 授業目的公衆送信補償金制度とは 授業目的公衆送信補償金制度とは、これまで以上にICT活用教育を推進するため、学校で著作物を利用しやすくすることと、著作権者の利益保護のバランスを取った制度です。補償金を支払うことにより、文芸作品や新聞、写真、図画、音楽、テレビ番組などさまざまな著作物を無許可で利用できる範囲を大幅に広げました。 それまではどうだったのでしょう。著作物を利用した教材を先生がコピーして子どもたちに配ることは許諾なしに可能でしたが、インターネット
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