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2009年2月22日のブックマーク (2件)

  • asahi.com(朝日新聞社):仮想儀礼(上・下) [著]篠田節子 - 書評 - BOOK

    仮想儀礼(上・下) [著]篠田節子[掲載]2009年2月15日[評者]瀬名秀明(作家、東北大学機械系特任教授)■暴走する現代を新興宗教で描く傑作 意欲的に力作・良作を発表し読者を惹(ひ)きつける実力派が、ときおり鳥肌の立つような大ホームランをかっ飛ばす。すべての動作がぴたりぴたりと必然のように嵌(はま)り、打球は物理法則に従ってぐんぐん伸び、もはや誰も手がつけられない。長年のファンは大喝采で迎えるのみだ。書は篠田節子の最高傑作というだけに留(とど)まらず、新興宗教を扱うあらゆるエンターテインメントの頂点へと駆け上った。 物語の始まりは2001年。作家を夢みて仕事も家族も失い路頭をさまよっていた鈴木正彦は、やはり事業に失敗していた元編集担当の矢口誠と偶然再会した夜、ブラウン管の中に世界貿易センタービルの崩壊を目撃する。実業の時代は終わったと感じたふたりは衝(つ)き動かされるように新興宗教の

    roadman2005
    roadman2005 2009/02/22
    瀬名秀明氏書評.ここまで絶賛されると興味を引かれる.私、篠田さん贔屓だし.
  • 『チェンジリング』を見たゼ! - 空中キャンプ

    歌舞伎町にて。クリント・イーストウッド新作。おもしろかったです。劇中における数多くのエピソードが、実は伏線になっていて、それらをあまさず回収していくといった執拗な展開もすごくて、「え、これも回収するんだ」「どうなっちゃうんだろう、この話……」と、どきどきしながら見ました。テーマはいかにもイーストウッド的な、正義の追求と遂行についてなのですが、もうひとつ、きわめて興味ぶかいテーマが用意されており、こちらがとても映画的でおもしろかった。 われわれは、ある人物Aが、他の誰(B,C,D,E)でもなく人物Aであることは、自明であるとおもいこんでいるのだが、実はこの立証はとてもむずかしいことが、映画を通して語られる。行方不明になっていた息子が五ヶ月ぶりにもどってきた。しかし、あきらかに自分の息子ではない。それを申し立てると、警察はこういうのだ。「あなたは精神的ショックで現実をきちんと見れていない」「子

    roadman2005
    roadman2005 2009/02/22
    「『チェンジリング』を見たゼ!」観たくなるような映画評.