これまでの新型コロナ対策を踏まえ、今後どのような取り組みが必要となるのか。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の座長で、国立感染症研究所の所長を務める脇田隆字(たかじ)さんに話を聞いた。 ギリギリのところで対策を続けてきたーー新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国立感染症研究所では、どのような対応をこれまで進めてきたのでしょうか。 未知の感染症が発生した際には、まずは情報を集めて、検査や解析を進めます。新型コロナの場合、昨年の12月末から正月にかけて、様々なところで原因不明の肺炎が武漢で流行しているという情報が入ってきました。 当時は人から人への感染はあまりしないといった話もあり、情報は錯綜していました。そんな中で、1月8日に中国で感染症対策を担う疾病管理予防センター(CDC)が武漢で確認されている感染症は「新型のコロナウイルス感染症だ」と発表しました。 これを受けて、我々も1月9日の
![学校での感染拡大は「間違いなく起こる」。 では、守るべき対策の肝は?専門家会議座長に聞いた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6634b1af5775d5f0fe49a69dff9a6d1c630f07c0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.buzzfeed.com%2Fbuzzfeed-static%2Fstatic%2F2020-09%2F25%2F3%2Fcampaign_images%2Fc514e5765bc3%2F--2-25167-1601005839-2_dblbig.jpg)