日本大学アメリカンフットボール部が廃部になるというニュースにあぜんとしています。同時に、ことの本質や事実そのものを見極めようとせず、感情に任せて「これだけ問題を起こしたのだから廃部は当然」などという世論があることに対して、なんともいえない失望感を覚えます。ことの本質とは何かといえば、このコラムでもことあるごとに指摘していましたが、個人の犯罪は個人のものでそれ以上でも以下でもない、これが法治国家
畳の上にちゃぶ台を置けば、6畳間はダイニングへ 日本の住宅の照明は、部屋のすみずみまで均一に照らすものが久しく好まれてきた。天井の真ん中に鎮座する巨大なシーリングライトがその象徴である。 いわゆる高級マンションを除けば、賃貸物件の照明はいまも天井の真ん中に取りつけるものが一般的だ。シーリング(ローゼット)と呼ばれる照明器具の取付口が天井面にすでにあり、賃借人はその金具を目がけて好みの照明をセットする。 嫌なら使わなければよいのだが、ありがたく使わせてもらっている人が大半だろう。借家歴30年の私も、使わなかったことは一度もない。 部屋のすみずみまで均一に照らすあかりは、「部屋の用途を規定しない」という昔ながらの暮らし方にも都合がよかった。 部屋の用途とは、部屋で何をするのかという主な利用目的のことだ。現代における部屋の用途は平面図を広げればすぐに分かる。キッチン、ダイニング、主寝室……部屋の
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