日本政府の通貨政策が一貫していないという批判は 2009年10月1日(木)08:30 (フィナンシャル・タイムズ 2009年9月29日初出 gooニュース翻訳) 東京=ミュア・ディッキー、ジョナサン・ソーブル 日本の財務大臣はもう何年も前から、為替相場について意味のない発言を繰り返してきた。あまりに内容がないコメント術は、芸術的と言ってもいいほど。しかし世界第2位の経済大国で新しく経済の手綱を握る藤井裕久財務相(77)は、新しいやりかたを試している。 能弁な藤井氏は金融政策の大ベテランだ。その藤井氏がここ数日、為替について発言するたびに、為替相場は変動。28日には円の対ドルレートが一時的に88円22銭という8カ月ぶりの高値をつけた。 円急騰の要因は藤井発言だと市場ウォッチャーたちは言う。藤井氏は28日午前、円相場に関して「トレンドは異常でも何でもない」と発言。通貨政策についても、国際