脚本家で直木賞作家の向田邦子さんが航空機事故で亡くなって22日でちょうど40年です。向田さんの魅力を語り合う催しがオンラインで開かれ、「作品をもっと読みたかった」という声などが聞かれました。 向田邦子さんは数多くのドラマの脚本やエッセーを手がけ、1980年には雑誌に発表した3本の短編小説が直木賞を受賞しましたが、その翌年、航空機事故に遭い、51歳の若さで亡くなりました。 没後40年に当たる22日、これに合わせた読書会がオンラインで開かれ、およそ20人の参加者が作品の魅力を語り合いました。 エッセーが好きだという20代の女性は、「妥協せずにやりたいことを貫いた姿は現代女性のパイオニアだと感じた」と述べ別の参加者は、「誰にも頼らずに生きるという強い思いを持っていたのではないか」と話しました。 また、これまでも向田さんの作品を読んできたという男性は、「変わることのない人間の本質を的確な表現で表現