(bib.deltographos.com 2023/11/23) イスラエルとパレスチナの紛争。地理的に(心理的にも)遠いせいか、凄惨な映像を見てもなお、この極東の島国では、なかなかその出来事をヴィヴィッドなものとして受け止めることができないように思います。何年か前、南アジアで仕事をしている知り合いに、中東が落ち着いたら旅行にでも行きたいと言って、たしなめられたことがあります。中東が落ち着いたことなどなかったし、これからもない、そんなふうに言うのは典型的な平和ボケ、認知バイアスだ、というわけですね。 しかしながら、私たちには、そうした緊張感を実感できるだけの「基盤」がないことも確かです。もたらされるのは映像や音声、あるいは文字での情報だけです。それらをどう自身の内的な感覚につなげていけるのか。これはとても困難な問いのようにも思えます。 ちょうど、X(旧Twitterですね)で、『記憶/物
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