偽10番とは 偽10番の基本ポジションは従来通り4-2-3-1や4-3-1-2のトップ下の位置です。 ちなみにこのトップ下が位置するエリアは「ゾーン14」と呼ばれています。 クラシカルな10番は常にゾーン14に位置し、来る瞬間まで準備。ボールを受けると自身のテクニックとアイディアを融合させ決定機を演出します。対して偽10番はサイドに流れることでゾーン14を空洞化します。基本は中央に位置するが起点を作るためにサイドに位置を移す、という点からセントラルウインガーという矛盾を孕んだ面白い表現が使われています。 ゾーン14の空洞化には3つの効果があります。ゾーン14の空洞化を前提に、下記3つのいずれかを成す動きが偽10番の動きです。 ①サイドで数的優位を築く ②マークの噛みあわせを外す ③ゾーン14を他の選手に使わせる それではまず画像で例を挙げてみます。 数的均衡が保たれている左サイドに偽10番