ラテン語を学ぶご利益を知るために中世スコラ哲学の早わかり、ラテン語の初歩、そして少しずつラテン語をテキストの中で触れていきましょう。スピノザの『エチカ』の定理の初めの方を使ってまずはラテン語がどんなものか知りましょう。気楽に学び始めましょう!! 中世から18世紀まで哲学者の多くは頭の中ではラテン語で考えていたのである。中等教育で哲学をラテン語の教科書で学ぶのが標準的な学習方法だったから、不思議なことではない。 勉強や研究には役立ちそうだが、研究者になるのでなければラテン語は関係なさそうだ。そうとは私は思わない。アニメの〈セカイ系〉という文化形態は、日本のオタクという一部の人々にとっての一時的現象ではなくて、世界的に広がり、莫大な経済効果と、文化や思想の根底にまで波及効果を及ぼしていると私は感じているが、その見通しを身に着けるためには、ラテン語が役に立つツールになると私は思う。 ラテン語の世