海外ボランティアといえば、海外青年協力隊という名をよく耳にしますが、どういった活動をするのかなど、その中身は意外と知られていません。海外青年協力隊は、国際協力機構JICAが、実施している事業のひとつです。 発展途上国の人々のために、知識や技術を伝えるため原則2年間、海外に派遣します。教育文化、農林水産、保守操作、土木建築、保健衛生、加工、スポーツ、計画・行政部門など、協力分野は多岐にわたり、職種は100種類以上あります。応募資格は20歳から39歳の日本国籍を持つ方で、春と秋の毎年2回に募集されています。海外青年協力隊に入るには、書類を提出後、一次選考、二次選考、合格発表後、約1ヶ月間の訓練の後、派遣されます。 派遣されるJICA職員と海外青年協力隊の大きな違いは、JICA職員は給料が出ますが、海外青年協力隊は完全にボランティアということです。といっても、最低限の必要経費や生活費は支給されま