デイミアン・チャゼル監督『バビロン』には、チャゼルと『セッション』や『ラ・ラ・ランド』で組んで、アカデミーなど数々の映画賞を受賞した「チャゼル組」が結集した。しかし、『バビロン』は、エンドクレジットに名前が出る俳優だけで400人以上のメガトン級の超大作だ。しかも、すべてのシーンがミュージック・ビデオのように音楽とシンクロしている。この怪物のような作品をいかに生み出したか、スタッフに直接インタビューしてみた。 ★1920年が舞台だけど、“今”の映画にするんだ まず最初に、デイミアンは「チャゼル組」にある共通の目標を掲げた。それは、1920年代が舞台だけど、“今”の映画にしよう、ということ。 デイミアン・チャゼルの『セッション』の編集でアカデミー賞を受賞したトム・クロスは語る。 クロス:「サイレント映画に敬意を払いながらも決して古臭くはしない、それが目標として撮影、編集、音楽、衣装、美術、その
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