北カスピ海とカザフスタン上空を通過する国際宇宙ステーション(ISS)。スペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」から撮影(2005年8月6日撮影)。(c)AFP/NASA 【4月25日 AFP】米軍の研究チームの22日の発表によると、宇宙飛行士たちの免疫系が無重力状態では機能しにくい原因に関する新たな手掛かりが、2年前宇宙へ旅立った実験によってもたらされた。 研究チームは、血管の内側にある細胞を国際宇宙ステーションへ送り、6日間休ませた後、この細胞を「敗血症」として知られる血液の感染症を広範囲に起こす強力な内毒素(エンドトキシン)であるリポ多糖(LPS)に導入した。 単純に6日間宇宙で過ごさせた後に細胞は遺伝的変化を示し始めたが、これは無重力状態での免疫低下に典型的な変化で、宇宙飛行士によくみられる状態だった。 米ボストン(Boston)で開かれた実験生物学のカンファレンス「