先日のエントリー「素直な疑問:数字には四桁ごとにテンを打った方が日本人には読みやすくないか?」に関しては、四桁法での数字に関しての妙な盛り上がりをしてしまったが、本当に言いたかったことは、「素直な疑問」の大切さである。 どの会社でもあることだと思うが、会議の議題を活発に話し合っているにも関わらず、実はその議題の前提になることを皆がちゃんと理解していなかったり、ということが良くある。 たとえば「なぜダムを建設する必要があるのか」に関しての共通の理解を持たずに「ダムを川のどこに建設すべきか」を議論するし始めると、 「この場所に作った方が貯水量が多い」 「いや、こっちに作った方が落差が取れる分、総発電量はかせげる」 「でも、そこに作るとかなりの数の畑が水没してしまう」 「そうだ、その人たちの移転コストはどこが負担するんだ?」 「そもそも、ダムなんてこの村には必要ないんじゃねえか」 「そうは言って