日本アイ・ビー・エム 代表取締役社長 橋本孝之氏 日本アイ・ビー・エムは11月29日、幕張データセンターにグローバルで統合化されたパブリッククラウド・サービス基盤を構築し、新たなパブリッククラウド・サービスを4種類提供すると発表した。 代表取締役社長 橋本孝之氏は「今年はPOWER7など、大きな発表がいくつもあったが、製品の発表会に出席したのは初めて」として、あらためてクラウド関連のビジネスが同社にとって重要であるかをアピールした。 同氏によると、クラウド関連のビジネスは非常に好調で、昨年の10月以来、四半期ごとに売上が倍増しているという。同社はすでに16社の事例を公表しており、「クラウドを導入したユーザー企業はTCO削減にとどまらず、"資産の変動費化"、"ビジネススピードの向上"、"セキュリティ・ガバナンスの向上"、"新規ビジネスの創出"といったメリットを得ている」と、同氏は説明した。
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 変化の激しいIT業界において、Gartnerが毎年発表する「戦略的テクノロジ領域トップ10」は毎回大きく順位が入れ替わるのが常だ。その中で同社が2010年、2011年と連続してトップに選んだテクノロジがある。それはクラウドコンピューティングだ。 クラウドコンピューティングと一口に言っても、SaaS、PaaS、IaaSと分野はさまざまで、パブリッククラウドからプライベートクラウドまで領域も幅広い。クラウドというキーワードを軸に製品やサービスを展開するベンダーが増えるにつれ、ユーザーの関心もますます高まっている。このクラウドコンピューティング市場で今、何が起こっているのか。また、今後この市場でどのような変化が起こり、その時クラウド分野で戦う
8月31日と9月1日の2日間にわたり、クラウドコンピューティングに関するカンファレンス「Cloud Computing World Tokyo 2010」(COMPUTERWORLD/CIO Magazine主催)が開催される。初日には、米Amazon Web Services、グーグル、マイクロソフト、日本アイ・ビー・エム、日立製作所のキーパーソンによるトークセッションが行われた。いわば、競合の立場にある彼らはどのような議論を繰り広げたのだろうか? クラウドというテーマの下、主要企業のキーパーソンが集結 野村総合研究所 技術調査部 上級研究員 城田真琴氏 今回、モデレーターを務めたのは、野村総合研究所技術調査部上級研究員の城田真琴氏だ。同氏はクラウドコンピューティングに関する著書を多数上梓している。同氏は冒頭に、「同社でクラウドに関する調査を行ったところ、注目度が高い割には導入している
日本IBMが7月30日に開催した「IBM クラウド・コンピューティング コンファレンス 2010」では、大企業先行で実践段階に入ったクラウドの現状と、そこにIBMはどのようなアプローチで臨むのかが示された。 日本IBMが7月30日に開催した「IBM クラウド・コンピューティング コンファレンス 2010」。コンシューマー向けのクラウドではなく、企業向けのクラウド、つまりエンタープライズクラウドに注力している日本IBM。基調講演の壇上に立った日本IBMクラウド・コンピューティング事業クラウド・ソリューション理事の小池裕幸氏は、クラウドという流行の技術の解説でとどめるのではなく、企業向けクラウドの現状について示唆に富む講演を行った。 クラウドの活用は適用領域の見極めが肝要 「単にIT業界だけの話題ではなく、経営者の関心が高くなってきている」とクラウドに対する市場の期待を説明する小池氏。IBMで
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 千趣会は8月23日、同社が運営する総合オンラインショップ「ベルメゾンネット」で、日本IBMのクラウドサービス「IBMマネージド・クラウド・コンピューティング・サービス(IBM MCCS)」を活用すると発表した。ベルメゾンネットは、6月からクラウドコンピューティング環境への移行を開始しており、8月より新環境でサービスを提供する。 ベルメゾンネットのインターネット会員数は、2009年度に約664万人に達し、売上も千趣会の全売上の過半を占めるという。また、女性向け衣料とインテリア雑貨が主力商品であることから、5月や9月などの衣替えの時期には、他の月に比べて2倍以上のアクセスが発生するなど、季節変動やキャンペーン時には一時的にアクセスが集中する
日本IBM、クラウドサービスの自動化支援ソフトウェアを約半額で提供:Tivoli Provisioning Manager V7.2 日本IBMは、Tivoli Provisioning Manager及びTivoli Service Automation Managerの新版を約半額に引き下げて提供する。ユーザー企業のクラウド環境構築を支援するという。 日本IBMは7月7日、「IBM Tivoli Provisioning Manager(以下、TPM)」の新版を発表。 TPM V7.2として7月9日より販売開始する。同製品はTivoli製品群の中でも中核に当たるものだが、バージョンアップに伴う機能強化に加え、ライセンスコストを従来の約半額にまで引き下げる。 TPMは、仮想化されたサーバやストレージなどのリソースプール化と、それをITサービスとして配布(プロビジョニング)するまでを自動化
日本IBMは2010年7月6日、企業グループ内といった特定の利用者向けのクラウド環境を構築するためのアプライアンス製品の新版「IBM WebSphere CloudBurst Appliance V2.0」を7月23日から出荷すると発表した。価格は643万5000円(税別)。 CloudBurstは、OSと仮想化ソフト、データベースソフト、Webアプリケーションサーバーソフトの組み合わせを定義しておくと、社内のサーバーに一括配信できる装置である。定義の種類に制限はない。 例えばITベンダーなどは開発プロジェクトに応じて、開発環境やテスト環境を頻繁に変えて用意しなくてはいけない。このとき「CloudBurstであらかじめOSからミドルウエアの組み合わせを定義しておけば10分で構築できる」と熊本義信理事ソフトウェア事業WebSphere事業部事業部長は話す。「開発期間が3カ月という話も珍しくな
IBMは米国時間7月1日、BigFixを買収する計画を発表した。BigFixは、スマートデータセンターに向けたIBMのビジョンをさらに推進するプラットフォーム技術を提供する予定である。買収条件は明らかにされていないが、Bloombergは、買収金額を4億ドルと報じている。 BigFixは、ノートPC、デスクトップ、サーバといった「コンピューティングエンドポイント」を企業が単一の視点から監視、管理、自動化できるようにするIT管理プラットフォームを提供する。 数分間に50万台のマシンに対して、ITポリシーに準拠しないデバイスを特定し、セキュリティ修正やソフトウェアアップデートを推奨することのできるインテリジェンス機能を搭載していることも特徴である。IBMの「Tivoli」ソフトウェア担当ゼネラルマネージャーを務めるAl Zollar氏は声明で、次のように述べた。 BigFixは、非常に複雑なグ
IBM社は数日前、IaaSクラウドプラットフォームであるEC2でAmazon社が採用するサポートモデルに関する非常に興味深い調査を公表した。 7ページにわたるこの調査は、2006年8月から2009年12月までのAmazon社のサポート掲示板を分析してまとめ、多数のトラブルシューティング対応で同クラウドプロバイダーが抱えている問題を浮き彫りにしている。 (※下記は引用部分の参考翻訳として掲載。) …アプリケーションレベルに関する問題を除くと、目に付いた問題はほかのタイプのもの(例:コネクティビティ、仮想イメージ管理、パフォーマンスなど)がそれぞれおよそ同件数あったことが分かった。時間の経過に伴う問題の展開を調査すると、ユーザが自分たちの環境に導入する新しいクラウド機能と密接に関係するタイプの問題もあることが分かる。コネクティビティ関連などのほかの問題は不変で、新機能の影響を比較的受けない。ク
いよいよ「IBM Cloud」始動、年内に国内でもサービス開始へ:IBM Impact 2010 Report 米IBMはβ提供しているクラウドサービス「IBM Cloud」を初夏には正式提供に移行させるほか、年内には日本でもサービスを開始することを明らかにした。 米IBMは現在、数百の顧客にβ提供しているクラウドサービス「IBM Cloud」を初夏には正式提供に移行させるほか、夏の半ばには欧州のドイツで、年内には日本でも順次サービスを開始する。米国時間の5月4日、ラスベガスの「Impact 2010」カンファレンスでインタビューに応じたIBMのウォルター・フォーク事業開発エグゼクティブが明らかにしたもの。フォーク氏は、2年前にIBM本社に設置された「エンタープライズイニシアチブ」と呼ばれる戦略立案の組織に属し、クラウドに関する事業開発とエコシステムを担当している。 IBMはこれまで企業の
企業顧客のニーズに応えるべく、IBMがクラウドサービスの統合技術で実績のあるCast Ironを買収した。オンプレミスの基幹アプリケーションと短期間で統合できるのが最大の強みだ。 米国時間5月3日、ラスベガスの「Impact 2010」カンファレンスでIBMはクラウドサービスのインテグレーションで実績のあるCast Iron Systemsを買収すると発表した。 カリフォルニア州マウンテンビューに本拠を置くCast Iron Systemsは、かつてはEAI(エンタープライズアプリケーション統合)のソフトウェアを開発・販売していたが、最近では成長著しいクラウドサービスと企業が持つオンプレミスの基幹アプリケーションを連携させるソフトウェアやアプライアンスに軸足を移している。多くの企業がITの簡素化と経済性を求めて、クラウドサービスの活用を検討しているが、当面は自社のデータセンターに構築したシ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本IBMは4月28日、トッパン エムアンドアイ(TMI)に、クラウド関連ビジネスへの参入を支援するコンサルティングサービス「クラウド事業戦略立案コンサルティング」を提供したことを発表した。 IBMのクラウド事業戦略立案コンサルティングは、クラウド事業参入に当たっての戦略策定、ビジネスモデルの具体化、ビジネスケースの試算、ロードマップの策定、アクションプランの立案までを行うコンサルティングサービス。同サービスの最大の特徴は、IBMが世界中の先進事例で培った経験を生かして作成したクラウド事業モデルを活用していることだという。これにより、自社の強みや事業戦略に対する適合性を評価し、参入すべきクラウドビジネスモデルの選定とビジネスケースの作成
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