アメリカ合衆国ミネソタ州でジョージ・フロイド氏が警官により殺害されたことを契機に、アメリカ中でBlack Lives Matterの運動が激化している。その影響は世界各地に広まっていて、日本でも盛んにメディアで取り上げられている。 ところで、Black Lives Matterを日本語に訳すとどうなるだろう。 ネット上で調べてみたところ、大半は「黒人の命も大切」、あるいは「黒人の命は大切」となっている。主要メディアについては、NHKと朝日新聞が「黒人の命も大切」としており、読売、毎日、日経、産経新聞は「黒人の命は大切」と訳しているようだ(6月17日時点)。 Black Lives Matterは今年始まった運動ではない。2013年以降、アメリカでは継続的に続いている。しかし定訳がいまだに日本の主要メディアの間でも固まっていないことが示しているように、たった三つの言葉が並ぶこのフレーズは、日
!["Black Lives Matter"どう日本語に訳すかという本質的な問い(矢口 祐人) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8c3283f898c6fe09d4438730c62f7a817f6560c7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F4%2F1200m%2Fimg_74a7720a88bedfb0ea76d185c01721de109317.jpg)