いまあなたが住んでいるマンション、これから住むかもしれないマンション、親から譲り受けて何とかしなければならないマンション、子供から購入のために資金援助を求められているマンション、……それらのマンションを「格差」の視点で見つめるとどうなるのか? 現在居住中のマンションが、近隣のマンションと比べて優位に立つために、いまからできることとは? *本記事は、榊 淳司『マンション格差』(講談社現代新書)を抜粋・再編集したものです。 そもそも「マンション」とは? 先に、「マンションのブランドは幻想である」と指摘した。ここでは、やや逆説的なことを申し上げたい。それは、「マンションとは本来、均質性の高い住居形態である」ということだ。「矛盾しているではないか」と思われるかもしれないが、まず先をお読みいただきたい。ここで、遅ればせながらこの本における「マンション」を定義しておきたい。 (1)鉄筋コンクリート造の
![「修繕積立金」を狙う「マンション管理業界のヤバすぎる実態」…大規模修繕費になぜか「5000万円」も差が生じる「衝撃的な理由」(榊 淳司)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/648218fcf730a844ad8f281e5d78d6b9a824e612/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2Fc%2F1200m%2Fimg_cc0a58b46beaacacb65fa84ae0da180054144.jpg)