凸版印刷は、モノのざらつき感や光沢感といった“質感”を記録・再現することが可能な「質感表示技術」を開発した。モノの色に加え、微細な凹凸、光沢特性といった質感情報をデジタル撮影によって記録し、CGで再現できるという。 凸版印刷は2013年9月10日、モノのざらつき感や光沢感といった“質感”を記録・再現することが可能な「質感表示技術」を開発したと発表した。 人が視覚でモノの質感を認識・判断する際、その手掛かりとなるのが陰影や光沢だ。しかし、観察する方向や照明の方向によって、陰影や光沢の見え方は異なる。そのため、従来の撮影データや印刷物は、特定の照明下で、特定の方向から被写体を見た“その瞬間”を切り出して再現したものにすぎず、本来の質感を網羅的に知ることが困難だった。 今回開発した質感表示技術は、モノの色に加え、微細な凹凸、光沢特性といった質感情報をデジタル撮影によって記録し、コンピュータグラフ