ITproで連載していて面白いのは,読者の反応がわかることです。参考になったかどうかの投票結果やいただいたコメントは,励みになっており,今後の記事に生かしていきたいと考えています。今回は,3月に掲載した「Skype支えるP2Pは善か悪か」の回でいただいたコメントにお答えしたいと思います。 いただいたコメントは,「なんの定義もなく漠然とP2Pという表現を使うのはいかがなものかと思います。せめてピュアか否かぐらいの区別はつけましょうよ」というものでした。たしかに私の記事では,PureP2PとHybridP2Pという分類をしていませんでした。ただ,これには理由があります。別の分類法があると思っているからです。 まず,P2Pの「Pure」「Hybrid」という分類から説明しましょう。P2Pを利用しているサービスや技術の中には,ほぼすべてでP2Pを使っている「PureP2P」と,一部だけで利用してい
VoIP事業者および施設ベースのブロードバンド・インターネット接続プロバイダは,捜査当局が通信データにアクセスできるように対応しなければならない。コロンビア特別区巡回区控訴裁判所は米国時間6月9日,米連邦通信委員会(FCC)の規定を支持する判決を下した。 FCCは2004年8月に,「法執行のための通信援助法,米国盗聴法,通信盗聴援助法(CALEA:Communications Assistance for Law Enforcement Act)」について,傍受対象となる通信サービスの範囲をVoIPサービスにも拡大することを決定した。CALEAは,1994年に成立・施行された盗聴法で,電気通信事業者に対し,捜査当局による通話傍受や通信データ提出の要請に従うことを義務づけている。 FCCの決定に対して全米教育協議会は,「ブロードバンド・インターネット接続は情報サービスであり,CALEAの範囲
「Interop Tokyo 2006」で9日、コンファレンス「VoIPの進化とIPコラボレーション」が開催。Skype Technologies S.A.で日本マーケット開発マネージャ兼開発者支援を担当する岩田真一氏がSkpeの概要とその魅力について講演を行なった。 ● P2Pにより低コストで運営が可能。セキュリティの高さも特徴 岩田氏は冒頭、ロータスやマイクロソフトなどをソフトウェアのエンジニアとして渡り歩いてきた自身の経歴を紹介。そうした背景から「自分としてはSkypeを常にソフトの視点で見ているが、ネットワークや通信会社の人は電話として見ている側面もある」とし、「Skypeとは実際のところ何なのかについてお話していきたい」と語った。 岩田氏は始めにSkypeの概要を紹介。ユーザー数はすでに全世界で1億人を突破し、新規ユーザーも1日に20万人ペースで増加、日本でも約400万の登録ユー
有力ベンチャーキャピタル、Accel Partnersのゼネラルパートナーを務めるPeter Wagner氏は、原子力を動力とする自動車が10年後にはサンフランシスコの街を走っていると予測している。 原子力で動くといっても、Wagner氏が考えているのは間接的な利用形態だ。自動車に原子炉が設置されるわけではない--サンフランシスコで開催中の「Venture Capital Investing Conference」のパネルディスカッションでも、同氏はそう説明している。むしろ、石油の価格が高騰を続け、地球温暖化が日に日に悪化する現状を考えると、エネルギー源としての原子力について、米国民も容認に向かうはずだ、というのが同氏の見解だ。 Wagner氏が考えているのは、原子力発電により送電網に電力を供給し、この電力を使って各ドライバーが電気自動車を通常のコンセントから充電するというシナリオだ。また
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