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歴史と財政に関するroseknightのブックマーク (3)

  • 廃藩置県のような大改革が平穏無事に行われたのはなぜか

    封建制度を撤廃できる条件が整うまで 前回の歴史ノートで、明治初期において政府に非常なる危機が何度も起きたことを書いた。当時のわが国の最大の問題は、国内各地は昔と同様に多くの大小各藩独立状態にあり、それぞれが兵力を蓄え、中央進出の機を狙っていた藩が存在した一方で、当時の中央政府に兵力がなかった点にある。 政府としては、版籍奉還後も実質的に存続していた封建的藩体制を廃絶させると同時に、大規模な反乱を鎮圧できるだけの兵力を中央に整えたかったのだが、政府軍を編成するには、倒幕に貢献した薩摩・長州・土佐の三藩の陸軍と、肥前の海軍の力を頼るしかない。しかしながら薩摩藩の島津久光・西郷隆盛や長州藩の毛利敬親に二度にわたり上京を要請したにもかかわらず、なかなかそれが実現しなかったのである。 ところが、明治三年(1870年)十二月に岩倉具視が勅使となって再び上京を要請すると、薩摩・長州両藩ともついに朝命を奉

    廃藩置県のような大改革が平穏無事に行われたのはなぜか
    roseknight
    roseknight 2021/06/17
    井上馨による藩札贋造問題への強引な取り組みや西郷隆盛の反対派鎮定もあるが、米価のインフレ高による藩財政の悪化がやはり大きい。外債問題がチャラになったことから藩主はある意味利得者だったわけだ。
  • 「高橋財政とは何か?」「高橋是清ってどんな人?」「昭和初期の経済危機とは?」わかりやすく解説! - 元予備校講師の受験対策ブログ

    「高橋財政とは?」 「高橋是清ってどんな人?」 「昭和初期の経済危機とは?」 このページをご覧の皆さんはそんな疑問を持っているかもしれません。 高橋財政とは、高橋是清が昭和恐慌や農業恐慌から日経済を立ち直らせるために行った財政政策のことです。 1920年代の日経済は震災恐慌や金融恐慌のため非常に不安定でした。 これを一気に悪化させたのが世界恐慌です。 恐慌の影響をまともにらった日は昭和恐慌や農業恐慌に陥ります。 この危機的状態を脱するため大蔵大臣に起用されたのが高橋是清でした。 高橋は金輸出の再禁止と大胆な金融緩和、公共事業や軍需産業への公的資金投入などにより日経済をV字回復させます。 今回は高橋財政や高橋是清がどんなひとか、昭和初期の経済危機などについてまとめます。 ちなみに、高橋財政と真逆の緊縮財政政策で有名なのが明治時代の松方財政でした。 松方財政について知りたい方は、こち

    「高橋財政とは何か?」「高橋是清ってどんな人?」「昭和初期の経済危機とは?」わかりやすく解説! - 元予備校講師の受験対策ブログ
    roseknight
    roseknight 2021/01/25
    井上順之助の緊縮政策による金の国外流出を止めて公共投資を行った高橋是清はケインズを体現したような人物だった。ただ、軍事費の増額が軍部台頭の一因でもあった。左派が緊縮政策寄りになる原因もそれだろう。
  • 戦前昭和の軍部台頭を招いた「健全財政」の呪縛

    MMTと似ている「高橋財政」 前回も述べたように、高橋是清は、従来の健全財政路線を転換して積極財政に転じ、国債発行を増発し、財政支出を拡大することで、1930年代の恐慌を克服した。 しかも、完全雇用を達成しただけでなく、インフレも制御することに成功していた。この「高橋財政」は、今日のMMT(現代貨幣理論)の発想によく似ていた。 ところが、「高橋財政」については、次のような批判が根強くある。 「高橋財政の下では、日銀が国債を直接引き受け、財政支出を拡大させたことで、財政規律が失われた。その結果、軍部による軍事費の増大に歯止めがかからなくなり、さらに敗戦後の激しいインフレにつながった」 高橋財政をこのように否定的に評価し、それを「歴史の教訓」と称する論者たちは、MMTについて論じる際も、高橋財政の「歴史の教訓」を引き合いに出して、歯止めのない財政膨張や激しいインフレのおそれがあると批判するので

    戦前昭和の軍部台頭を招いた「健全財政」の呪縛
    roseknight
    roseknight 2020/05/23
    高橋財政に軍部の暴走の原因を求めることが間違いであることが分かる。財政健全化を追求する緊縮派は戦前の軍部に似ている。「国民を甘やかすな」といった考えこそ中間層を苦しめて、国を危険な立場に追いやるのだ。
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