親が子供に対して抱く気持ちとしてよくあるのが「大人になったときに路頭に迷わないでほしい」というものだろう。そのためには、社会に役立つ何らかの技能を身につける必要がある。いわゆる「手に職をつける」というやつだ。 こうした技能として最近、人気が高いのがプログラミングだ。日本では、少し前まではプログラミングを「コーディング」と呼んで「誰でもできる仕事」とさげすむ風潮があったが、さすがに今ではそうした風潮は薄れているように感じる。本人に実力があるのが大前提だが、空前のエンジニア人材不足を背景に、ソフトウエア開発に従事するエンジニアの年収は上昇傾向にある。 エンジニアの地位や年収が相対的に低い日本の保守的企業が嫌であれば、米Google(グーグル)や米Microsoft(マイクロソフト)といったいわゆるGAFAMを目指すという道もある。こうした企業では、高い実力を持つエンジニアは厚待遇で迎えられる。