現在、世界のうつ病または抑うつ状態の患者さんは3億5千万人に達し、この10年で2倍に増えているそうです。日本でも急増中と言われています。「心臓」と「こころ」、英語ではどちらも“heart”。実は、心臓の病気と心の病である「抑うつ」とは、深い関係があります。 心臓の病気にかかったとき、病そのものの苦しみや痛みに加え、家族や仕事のこと、将来のことなど、多かれ少なかれ悩んでしまうものです。多くは病気の回復につれ精神的にも立ち直ります。 しかし、一部の人は、治療のめどがついたあとも「抑うつ状態」が続くことがあり、本物の「うつ病」に陥る人もまれにいます。心血管疾患と抑うつの関係は数十年前から報告されています。 心筋梗塞後の患者の45%は3-4か月後に抑うつ状態を新規に発症し、うち18%は大うつ病であり、ほとんどは数か月間社会復帰できなかった*1 抑うつが強い心不全患者(ベック抑うつ性尺度(BDI)1
【質問】 締め付けられる痛み 40代の男性です。5年前、仕事中に胸が締め付けられるように痛くなり、心電図で調べたところ、期外収縮が起きていると言われました。心臓の電気信号を24時間記録するホルター心電図を装着しましたが、大きな異常はありませんでした。どのような病気が考えられますか。その後は受診していませんが、何もしなくても大丈夫ですか。 【回答】 期外収縮 -心疾患の有無 検査必要- 田蒔病院 内科 井形次郎(徳島市国府町) 心臓は一般的に、1分間に60~90回規則正しく収縮しています。しかし何らかの理由で、心臓に収縮を指令する部位(洞結節(どうけっせつ))とは別の場所からの電気刺激が生じたために、本来の周期よりも早く収縮することがあります。これを期外収縮といいます。その余分な電気刺激が、心室から生じる場合を心室期外収縮、心房あるいは房室接合部から生じる場合を上室期外収縮といいます。 期外
規格:錠125㎎/250mg、注 適応:期外収縮(上室性、心室性)、急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防、新鮮心房細動、発作性頻拍(上室性、心室性)の治療及び予防、発作性心房細動の予防、電気ショック療法との併用及びその後の洞調律の維持、手術及び麻酔に伴う不整脈の予防、陳旧性心房細動
この情報は KEGG データベースにより提供されています。 日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。
1ヵ月前位より、喉もとから胸にかけて脈打つような、胸がつかえるような違和感を覚え、母の携帯型心電計で測ったところ異常があり、近所にある循環器医院を受診しました。 心電図をとり、心室性期外収縮(単原性でさほど心配のないタイプ)と言われました。 レントゲン、血液検査、心エコーでは異常なし。24時間ホルター心電図で、心室性期外収縮が1万数千回台(就寝中より日中に多く出現)、負荷心電図では負荷により2連発がありました。 不快な自覚症状があるためメインテート錠2.5を毎朝1回処方され、後日もう一度心電図をとることとなっています。 日常生活の送り方について、アドバイスを宜しくお願い致します。 心臓に明らかな病気がなく不整脈だけが問題で、心室期外収縮のための自覚症状がある由ですが、単源性で心配がないとのことで定期的にホルター心電図をとるようにとご指示があったようですが医学的な判断としてはそれで正しいと思
「病院へ行くべきか分からない」「病院に行ったが分からないことがある」など、気軽に医師に相談ができます。 病院に行くか迷ったとき
発作性心房細動という動悸の原因となる不整脈がありますが、実はコーヒー摂取がこの心房細動の発作の原因としてしばしば報告されています。 しかしコーヒー摂取と心房細動の危険を検討した正確性の高い大規模な研究はあまりありませんでした。今回アメリカにて男性医師で調査したところ、1日1~3杯のコーヒー摂取で心房細動リスクが低いことが示唆されました。 男性医師18,960人の平均年齢は66.1歳で、平均追跡期間9年の間に新たに2,098人に心房細動が発症しました。心房細動が悪くなるほかの要因(年齢・喫煙・飲酒・運動)を調整した心房細動の危険割合は、コーヒー摂取がまれ/なしを基準として、1杯/週以下が0.85(0.71~1.02)、2~4杯/週が1.07(0.88~1.30)、5~6杯/週が0.93(0.74~1.17)、1杯/日が0.85(0.74~0.98)、2~3杯/日が0.86(0.76~0.97
19歳の時に初めて脈に異変を感じて受診したところ、発作性心房細動と診断されました。精密検査の結果、心臓に気質的な異常はなく、運動を含めた日常生活には全く支障はないとのことでした。 その後就職して、頻回かつ発作継続時間も長くなるようになり、薬物療法を始めましたが、心房細動は脳梗塞等のリスクも存在するので、成功率はまだ完全でないけれど・・・とカテーテルアブレーションを勧められ実施致しました。 カテーテルアブレーション処置後2日目より頻脈、期外収縮が発生し、退院後心房細動、期外収縮、上室性頻拍が頻回するようになりました。 担当医は患者により様々な術後のパターンが存在し、今は経過観察の時期なのであまり気にしないこと、とおっしゃっています。とはいえ自身としては月に多くて2回程度だった心房細動が術後10日で4回発生していることに疑問を持っています。実際に私のような症例は起こりうるのでしょうか? アブレ
心臓は全身に血液を送りだすポンプです。心臓は4つの部屋(左右の心房と心室)で構成され、それぞれの部屋が拡張と収縮を繰り返して、血液を循環させます。心臓全体の動きは「刺激伝導系」というシステムによって制御されます。 刺激伝導系の開始部位は「洞結節」で、ここから心臓全体に命令が出ます。洞結節を発した命令は心房全体に広がった後に「房室結節」へ伝わります。房室結節は命令を心室へ伝え、最終的に心臓全体が収縮します(右図)。 これらの命令の発生や伝達が異常な状態を「不整脈」といいます。心房細動も不整脈の一種です。 心房細動とは心房の各所が無秩序に興奮し、あるいは心房の一部から高頻度に異常な興奮が出現している状態です(右図)。 心房細動になると、多くの場合は脈が速く、かつ不規則になり、動悸や胸部不快感などの「自覚症状」が出現することがあります。 また、心房の正常な動きが失われるため、心臓の機能が約20%
2018年12月 (3) 2017年12月 (2) 2017年10月 (1) 2017年04月 (1) 2017年02月 (1) 2016年12月 (1) 2016年11月 (1) 2016年09月 (1) 2016年07月 (1) 2016年06月 (1) 2016年05月 (1) 2016年04月 (1) 2016年03月 (1) 2016年01月 (2) 2015年12月 (2) 2015年11月 (1) 2015年07月 (2) 2015年06月 (1) 2015年05月 (1) 2015年04月 (2) 2015年03月 (1) 2015年01月 (1) 2014年11月 (2) 2014年10月 (2) 2014年09月 (2) 2014年08月 (1) 2014年07月 (3) 2014年06月 (4) 2014年05月 (1) 2014年03月 (3) 2014年02月 (
理由その1 良いところも大変なところもしっかり伝える 施設との繋がりが深いアドバイザーが、職場の良いところも大変なところも包み隠さずお伝えします。 理由その2 実際に働いている人の声が聞ける 「レバウェル看護」を通して転職された方に、入職後のアンケートを実施しています。実際に働いてみてどうだったのか、働く看護師さんの声もあわせてお伝えします。
不整脈とカテーテルアブレーション① 脳梗塞のリスクを高める心房細動 不整脈はなぜ起こるの? ひとつは老化現象です。人間は年を取ると、皮膚にしわができたり、頭髪は白くなったりといった、いわゆる老化現象がみられるようになってきます。心臓も人間の体の一部であるので、年を重ねるにつれ心臓の筋肉に変化を起こしてきます。しかし、心臓は体の中にあるので目で見ることはできませんね。 痛んだ心臓の筋肉は、時々、異常な電気刺激を出すことがあります。特に疲れがたまっている時やストレスの多い時などは顕著になります。そのような異常な電気刺激で、脈が飛ぶような不整脈を期外収縮(きがいしゅうしゅく)と呼びます。この期外収縮自体は良性の不整脈で、どんな人にもあるものですが、この期外収縮をきっかけに、心房がけいれんを起こしてしまうことがあります。心房がけいれんを起こしている状態を心房細動(しんぼうさいどう)と呼びます。 心
まとめ: 当クリニックでは心臓病として良性の期外収縮が一番多い病気です。期外収縮とは心臓の一瞬の異常な動きで一瞬の胸の不快な症状と感じます。胸がドキン、ドキドキ、パコン、コロン、ウッと詰まる等と表現します。 主な原因はさまざまなタイプのストレスです。診察・検査して問題ないとお話ししただけでその後は消えてしまうことがよくあります。しかし程度が強ければ、ストレスの自己克服法や不安解消のために抗不安薬の頓服を開始する場合もあります。 一方、期外収縮の隠れた原因として高血圧があります。高血圧は降圧薬で正常化するだけで劇的に効果があります。軽い高血圧であっても期外収縮の治療として高血圧治療を試みる価値はあると思います。 期外収縮の症状 期外収縮の症状は、一瞬で単発のドキン(ドキッ)が典型的です。「単発の一回完結」が特徴的です。それが時間をおいて(数秒から数時間の間隔)、何度も繰り返すこともよくありま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く